別次元と繋がる不気味な山嶺!!SCP界の大巨塔オリンポス山シリーズを3つの記事から読み取る!!

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不思議で怖くて面白い!!そんなSCPを紹介したいと思います!

今回は超危険な山嶺であるオリンパス山!!とても恐ろしく謎に包まれたこの山について紹介していこうと思います。

このオリンポス山を解明するためには【イエローストーンの怪】【機械仕掛けの神】の記事が必要不可欠です。

この3つの記事を見ていきましょう!!

Sasin TipchaiによるPixabayからの画像

SCPとは

SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。

SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。

Safe(セーフ)
 注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!

Euclid(ユークリッド)
 よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?

Keter(ケテル)
 収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!

主にこの3種類に分類されてます。

今回はその他のクラスも登場します。

Neutralized(ニュートラライズ)
 故意または過失によって破壊されたもしくは無力化されて安全になったアノマリーだよ!!

Thaumiel(タウミエル)
 他のオブジェクトを収容するために特別に使用するアノマリーで最高レベルの機密だよ!!ごく一部の人しか知ることはできない財団の最終兵器だね!!

SCP-1422 イエローストーンの怪

オブジェクトクラスNeutralized // Phenomenon(補遺1422-3を参照)

Mike GoadによるPixabayからの画像

特別収容プロトコル:SCP-1422に関するすべての情報はレベル4のオペレーター職員に限定されています。2009年3月18日現在ではイエローストーン国立公園の存在は全職員に対し通知されており、権限が不十分な職員に対してはSCP-1422に関する記憶は消去されています。

SCP-1422の起源を同定するための財団の取り組みに関する情報については機動部隊Alef-4に特権が与えられていますのでご参照ください。この起源の同定は最優先事項です。

説明:SCP-1422は、2007年7月9日以前は、(Dクラス職員や共同雇用職員といった徴収された人々を含む)財団の全職員がイエローストーン国立公園の存在を知ろうとすることを妨げている、と信じられていた異常現象でした。SCP-1422の存在はいくつかの方法によって確かめられました。

イエローストーン国立公園って実在する場所だよね、アメリカだとかなり知名度の高い。

  • 2008年における5000人を超える職員の調査では、同公園に関する知識を述べることのできた職員はゼロでした。この中にはワイオミング州に長期間居住していた職員達や、自身を大の旅行好き、および/またはナチュラリストであると見なしていた職員達、アメリカ合衆国国立公園局に配属されていた3人の職員が含まれています。
  • 国立公園局の記録の中にはイエローストーン国立公園内における財団職員によるいかなる購入記録も存在せず、また財団職員が行ったいかなる種類の許可証や予約の購入記録も記録されていません。財団職員の近親による購入記録は存在しますが、予想される数を下回っています。
  • 2007年7月9日以前は、財団の職員が所有するすべてのコンピューターのインターネットのブラウジング履歴からイエローストーン国立公園に直接関係する検索が完全に欠落しています。(また財団以外の情報源から獲得した検索履歴と比較すると、同公園にまったく関係がないわけではないが直接の関係がない検索履歴も欠如しています。)
  • 財団はイエローストーン国立公園に言及された2007年7月9日以前の日付の書類を1枚も所有していません。

アメリカで超有名な場所なのに財団職員だけ知っている者がいない…??しかも記録として残っているものも何もないのか、何か異常な力が働いている?

面談を受けた職員は、イエローストーン国立公園が位置するアメリカ合衆国の地域に注意を払う理由がないと述べるか、もしくは、どちらかといえばその地域内に何があるかということを思い出せませんでした。

何人かの職員はイエローストーン国立公園が言及されやすい会話や出来事を思い出すことが出来ましたが、公園そのものを思い出すことは出来ませんでした。

数回の調査からは同公園内もしくは近辺における通常ではない水準の異常活動は検出されておらず、イエローストーン国立公園自体はいかなる異常性も有していないと確信されています。

明らかに異常事態なのに異常性ないだと?何かがおかしくないか??

補遺1422-1:スクラントン次席研究員によりSCP-1422が発見され、2007年7月9日に無力化されたと信じられている。スクラントン次席研究員は彼のSCP-???内における実験について記述されたレポートの編纂を依頼されていた。その中にはイエローストーン国立公園への家族休暇について記述された2つの段落が含まれていた。スクラントン次席研究員はSCP-???に立ち入るまでは同公園の名を聞いたことがなかったと書き留めていた。グラフ博士とハルボルセン次席研究員によってこの文章の再調査が行われた。

グラフ博士が関連性のある参考資料の大まかな調査を行い、イエローストーン国立公園の記述が存在するだけでなく、世界的に有名な広く知られた公園であるということを発見した。次いで彼女はサイト44のメーリングリストにメールを送り、同公園について聞いたことがあるかどうかを職員に尋ねた。誰も同公園のことを知らないということが明るみになったとき、この異常をより詳しく調査すべくグラフ博士は財政的支援と職員の要求と調達を行った。

別のSCPの調査をしていたスクラントン次席研究員によってたまたま見つかったみたいだね。ここから財団は本格的に調査を始めるのかな?

補遺1422-2:SCP-1422の原因と正確な性質に関する情報は非常に限定的です。SCP-1422に関連するいくつかの仮説が以下のように立てられています。

  • SCP-1422は別の影響を与える可能性をもつ異常によって引き起こされたという仮説。執筆時点では、財団はこの仮説を検証する手段を保有していません。
  • スクラントン次席研究員のSCP-????への接触以前はイエローストーン国立公園は存在せず、その後に同公園を内包するように現実が改竄されたという仮説。これはSCP-????、そのテストに使われた何らかの道具、もしくはスクラントン次席研究員の未確認の性質によるものかもしれません。この挙動はSCP-????に関する既知の情報とは一致せず、詳細な検査からはスクラントン次席研究とSCP-????のテストに使われた道具には異常が見られないことを示されています。
  • 決してSCP-1422が財団職員がイエローストーン国立公園について知ろうとすることを妨げているということはなく、しかし代わりに同公園の存在に関わる記憶をすべて消していたという仮説。この場合には、SCP-868の研究がSCP-1422と同類の仮説に基づいた異常に対抗する手段をもたらしてくれるかもしれません。しかしながら当面の間はこの仮説をすぐに実施することはできません。
  • SCP-1422はイエローストーン国立公園内もしくは周辺における活動を財団から隠蔽するために意思ある機関によって作られたものという仮説。疑いのある様々な集団と人々に対して行われた取り調べから、いかなる人々や組織もSCP-1422のような異常を作り出すもしくは利用することは出来ないということが最終的に示されました。しかしながら、この仮説に基づく人々もしくは集団が存在すれば彼らは財団からの発見を逃れる手段を有するものと思われますが、これは予想外ではありません。
何人かの職員は、SCP-1422は本当の意味で無効化されたというわけではなく、単純に我々が認識できないような別の方法で動作しているのかもしれない、と正しく指摘することが出来た。または代わりにSCP-1422に類似した特定の場所、個人、さらには概念に応じた多数の異常が存在するかもしれない、と指摘する者もいた。確かに、これらのうちどちらかが真実であると証明されれば、SCP-1422はKeter-ubique4に分類されることが最も相応く、取扱方を大幅に修正することになるだろう。しかしながら、SCP-1422が(もはや実質存在しないように見えるという点を除けば)観測され得る異常性を示すことはなく、別の方法で証明されるまでは無効化されたと見なす。- グラフ博士

モヤモヤする異常事態?何もわからない何も残ってないSCP!ただ財団職員が忘れてしまっているだけ、その原因も詳細もわからない。

これ以上の情報がない。財団はいくつかの仮説を検証したがどれも違うようだね。

簡単にまとめると
・別のSCPの影響ではない
・異常が発見される前から存在している。
・別の組織の工作によるものでもない。
ではなぜこんな異常が現れているのか?

一つ仮説されてない説がある。

別の組織から財団への隠蔽工作は仮説しているが財団から財団への隠蔽工作の可能性は…??

このSCP-1422は次のSCP-2000に繋がるSCPだ。

SCP-2000の記事を読んでみよう。

著者【Communism will win】 原作記事 http://www.scp-wiki.net/scp-1422

SCP-2000 機械仕掛けの神

Holger SchuéによるPixabayからの画像

オブジェクトクラスThaumiel

特別収容プロトコルSCP-2000の入り口はイエローストーン国立公園内の放棄されたパークレンジャーステーションに偽装されています。民間人による幾度かの不法侵入の試みにも関わらず、施設の記録された歴史上入り口は破られておらず、更なる物理的封じ込めは不要であると思われます。

イエローストーン国立公園!?しかもこのSCPは【Thaumiel】財団の秘密兵器ってことか。だから財団は隠したがっているのか・・・。

SCP-2000に対し、プロトコル・プレーンサイト-201が実施されています。必要な物資と補充要員は無標識のロードビークルあるいは民間のヘリコプターによって輸送しても構いません。

レベル4/2000未満のクリアランスを持つ人員はSCP-2000およびその封じ込めと維持に関わるあらゆる手順に言及する書類へのアクセスが許可されません。レベル5/2000未満のクリアランスを持つ人員はSCP-2000のサブレベル3より下への侵入が許可されません。SCP-2000に割り当てられた全ての人員は神経学的アーキタイプスキャンを月毎に受けねばなりません。サイトに配置された人員は現地で保存するため週毎にスキャンを受けねばなりません。

現地に配置されたレベル4/2000以上の人員は割り当て期間中にイエローストーン国立公園を離れることが許可されません。(随意のあるいは強制的な)移動の際にはクラスA記憶処置が施され、他の高セキュリティあるいはKeter級SCPオブジェクトへの割り当てと整合する虚偽記憶が埋め込まれます。SCP-2000のHMCL監督官(現時点ではチャールズ・ギアーズ博士)とO5コマンドの裁量によって追加の人員がSCP-2000に割り当てられ、一時的にレベル4/2000クリアランスを与えられることがあります。

SCP-2000の外層は敵対的異常妨害の侵攻を妨げるため、20m毎に六角形型に並べられたスクラントン現実錨(SRA)によって囲まれています。各SRAの機能は年2回チェックされ、必要に応じて交換されねばなりません。SRAの構成部品を修理する技術職員は文書SRA-033の1.0.7版を参照しても構いません。施設全域に渡る定常タキオン流を維持可能な5つのシャンク/アナスタサコス恒常時間溝(XACTS)(最大出力レートは各100Wです)が設置されており、月毎に整備されます。XACTSを整備する技術職員は文書XACTS-864の1.3.0版を参照しても構いません。

擬リーマン多様体がサブレベル4の入り口で起動されており、いついかなる時でも開かれたままでなければなりません。多様体の機能不全が発生した場合、直ちにプロトコル・デッドユークリッド-101が実行されねばなりません。その他非異常生命体の維持及び供給システムは財団の標準メンテナンスプロトコル、セクション101.5(ミッションクリティカルコンポーネント)に従って維持されます。SCP-2000の維持と補修のためには可能な限り非特異的な材料および資源が用いられます。

・スクラントン現実現実錨(SRA)
・シャンク/アナスタサコス恒常時間溝(XACTS)
・擬リーマン多様体
これらでSCP-2000を強固に守っているのか、現実改変能力を遮断するSRAとXACTSによって守っている。絶対に外部からの攻撃に晒されないようにしてるのかな?疑リーマン多様体は空間を確保するために用いられてるみたいだね

SCP-2000の存在あるいは機能を損わないいかなるKクラスシナリオの事案においても、手順CYA-009は可能な限り直ちに実行されます。残存する地球上の財団施設はシナリオの展開を監視し、残存する全てのサイトが文書2000XKAC-1.9に定められるSCP-2000からの問い合わせに「警戒解除」の応答を返すまでガニメデ・プロトコルに基づき可能な物的資源を保持します。「警戒解除」コードが受理されれば、手順ラザルス-01が実施されます。

管理官覚書:私はこの文書が恒久的に記録されることを望むし、私は貴方が以下に述べることを貴方の知性に対する侮辱だと考えるかどうかはそれほど気にしていない。つまり、以下の事項はまさに重要なのだ。この装置は決してSCPオブジェクトやそれらの交差試験に対し油断をもってあたる、より大きなリスクを取る、あるいは何にせよ貴方が念頭に置いていることの弁明にはならない。一次封じ込めは未だに我々が生き残るための見込みとして最良のものである。そうでなければこれほど広範な隠蔽を行う理由はない。我々は宇宙がただ「ノー」と言うまで神の不信を幾度も先延ばしにできるだけなのだ。この数十年間我々が対処しなければならなかったことを考えるに、どうやら我々はそのような地点を既に通り過ぎてしまっていたようだ。

- 前任管理官 ウィリアム・フリッツ博士

手順ラザリス-01を行うことでKクラスシナリオに対抗できるみたいだね。フリッツ博士はSCP-2000に不信感がある感じかな?

説明: SCP-2000は元来過去⁇?年以内のいずれかの時点で建造された財団の地下施設であり、その目的は人類の絶滅あるいは近絶滅を伴うKクラス世界終焉シナリオが避けられない事態となった際に文明を再構築することにあります。その発端から、SCP-2000は少なくとも2度起動されています。SCP-2000の建造及びその想定される最初の使用に先立つ歴史に言及する財団の記録は失われています。この情報の消失が偶発的なものか計画されたものかを特定することは不可能です。施設の基幹部位は地下75mから始まり、100mの深さまで広がっています。

世界が滅びてもやり直せるの!?最強のお助けアイテムじゃん!もう2回使用されてるのが気になるけど…

機密を保持したままSCP-2000全体を再構築するために必要とされる技術の範囲は手に負えないものですが、SCP-2000の全てのサブシステムは実験室環境下での再作成に成功しています。その維持に係る設備と全ての手順は自然界にありふれたものです。

(SCP-2000の機能に必要な財団の秘教技術に関わる情報は文書2000-SS-EXを参照のこと)施設の主電源は全出力1GWの液体フッ化トリウム反応炉(LFTR)であり、反応炉の寿命は最大容量で70年です。地熱発電機が地域の火山活動を活用するために併設されています。この発電機の電力供給によって施設は無期限の「待機」モードに入ることが可能です。SCP-2000は最大10,000人の人員を恒常的に生命維持可能な浄水施設、大気浄化及び再利用システム、水耕栽培棟および居住施設を含んでいます。

主要任務遂行のため、SCP-2000には500,000のブライト/ザーションヒト科複製機(BZHR)が組み込まれています。最大生産時にSCP-2000は一日あたり100,000の生存可能な非特異人間を生産可能です(ウォームアップ期間は5日です)。

域内の種々の温泉および地下のマグマ流から原料を集めるためにリーマン輸送管を、また既知の全てのヒト対立遺伝子のデータを格納したコンピュータメモリバンクを用いることで、このシステムは任意の失われたヒト遺伝子を再創造する、あるいは人類の文明を再構築するのに必要な新奇遺伝子を生成する事が可能です。

遺伝子さえあればその遺伝子から再創造できるのか…記憶があったとしてもそれは全く同じ人と言えるのかなぁ?

研究者覚書: 維持試験と緊急の場合を除き、BZHRシステムの使用は現在のところ中止されている(CYA-009は未だ「続行中」である)。可能性のある敵性体の侵攻は未だ調査中であり、本データベースをデバッグすることは非常に困難であることが明らかとなっている。我々は未だ基準を大きく上回る先天的及び遺伝的欠陥の分布を観測している。現時点で、新標本の生存能力は約60-75%としか保証できない。補遺2000-1を参照のこと。

- クリストファー・ザーション医学博士、生命技術研究開発担当

この工程によって生産される人類は5日間の孵化期間を延長することなく任意の年齢まで成長させることが可能です。構成上の特徴に加え、BZHRはクラスG幻覚剤の投与と発育上の催眠療法の併用による記憶埋め込み能力をも保持します。最低一名の生き延びた人間がSCP-2000を起動し手順ラザルス-01を開始できるように、レベル4/2000以上のクリアランスを保持する人員を含め、多数の財団人員の生育歴、神経学的アーキタイプスキャン、および遺伝子は保管されます。

ガニメデ・プロトコル実行後(財団によるKクラスシナリオの妨害が失敗したことを意味します)、SCP-2000のセキュリティシステムはロック解除され、任意の財団の職員による手順CYA-009への着手が可能になります。その20年後にSCP-2000が非活動状態のままであれば、セキュリティは更に緩和され、任意の非特異人的存在の設備へのアクセスと手順の着手が可能となります。一旦起動されれば、SCP-2000の内部監視システムは全てのレベル4/2000クリアランスを保持する人員の所在を特定し、その健康状態を評価しようと試みます。基幹人員が見つからなかった場合、ファイルから直近の神経学的アーキタイプスキャンを用いてその人員は複製され、他の全てのシステムの初期化に先立ち覚醒されます。お前はそれを捕まえたか?

これらの人員が蘇生された後、セキュリティロックは通常機能を回復させます。利用可能な付随する選択肢の完全なリストを閲覧するため、レベル5/2000人員は文書2000-CYA-09にアクセス可能です。文書2000XKAC-1.9で定められる「警戒解除」コードの受理は他の全ての財団施設が稼働していない限り免除されることに注意してください。そうでない場合、手順CYA-009の元に蘇生されたセキュリティ及び機動部隊要員は全ての残存する財団施設にその機能と局所現実の完全性を確認するため派遣されます。

手順ラザルス-01は認証されたレベル5/2000財団職員が望ましい「復旧日時」をSCP-2000のBZHRコントロールユニットに入力することで開始されます。そして、利用可能なユニットはその次代における傑出した政治的および文化的指導者をファイルの記述的/遺伝的情報を利用して製造開始し、同様に選択された時代に整合する世界規模の一般大衆の複製も行います。

SCP-2000の床面積の大半は建築資材、建築機具、工場機械、農機具、およびコンピュータのデータベースストレージの貯蔵専用になっています。インフラ上の配慮に加え、数千の著名な美術作品、音楽、文学作品、およびワールドワイドウェブの完全なバックアップのコピーからなる広範な文化基盤が他の収蔵施設が破壊されるような事象のためサイトに保存されます。

HMCL覚書: 本覚書は前繰り返し期間のラザルス-01の終了時における記録内で発見された。

研究者覚書: 例えもう一度やる必要があったとしても、再開日時をイベントの20年以上前に設定してはならない。そうしないことによって、多くの破壊されなかった構築物を再活用できるだけでなく、連続性を回復することが非常に容易になる。 [削除済] 年は多すぎる。我々は職員に年代学的詳細を再建する必要なしに人口および農業上の要求に関する時間を節約できるよう懸命に努力をさせている。それに、我々は20-2?世紀のどれだけの部分を本当に上書きしたいのか?一体何度?一つの「世界大戦」でさえ注意を払っておくのには十分ではないのか?

ヘンリエッタ・アイゼンハワー博士、歴史担当
私はSCP-2000の終身HMCLとしてこの要請に敬意を表する。現在議論中の公式書類はこの変更を取り入れて変更される。世界大戦は二つで十分だ。運任せを三度やる必要はない。

- チャールズ・ギアーズ博士、HMCL監督官

サイト外に居住する最初期の補充人類はSCP-2000の存在と彼らが産み出されることとなったその機能について知らされていなければなりません。この方策は新規に構築された人類に直接に再構築と再入植の努力を行わせることを推進し、また再構築に適切な技術は最初に構築される500万人の分布の増大のために前もって選択されています。世界人口が増大するにつれ、地理的な離散及び再構築は加速し、経済および農業インフラの回復を可能な限り早く可能とするでしょう。

一部の補充人類が初期修復期間を生存できないことはあり得ることですが、そのような個人は全ての主要な人口拠点と財団施設が完成するまで無期限に再生産可能です。この期間中の財団管理資産は、歴史の連続性の体裁を保つ必要性から年輪年代学的、天文学的、および放射測定学的日時の記録の改竄に集中されます。詳細は文書2000-RetCon 2.3.3版を参照してください。計画の完遂の前に自然生息地の顕著な割合さえもが破壊される事象の場合、認可された急速再生長法に関する文書2000-OneTear 3.0版を参照してください。

世界人口、製造能力、農業生産、および文化は手順の開始後25から50年で西暦2000年の水準まで復元可能であると推定されています。手順ラザルス-01終了時に、記憶処理剤ENUI-5が大量に散布され、再構築人類に財団の資産に対する彼らの協力関係を忘却させます。その後歴史は指定された日時から再開されます。各手順は人類の社会学的相互作用の非常な複雑さにより、必然的に人類の事件の成り行きを変えることとなります。以前の手順ラザルス-01の完遂の観測に基づいた予測性のある社会学的モデルの研究が実行中です。

HMCL覚書: 現時点をもって行動上あるいは文化上の修正に対するこれ以上の提言は受け入れられない。人間性の暴力的、社会病質的傾向を改善する試行はすでに行われ、成功したと判断されている。第二繰り返し期間の被験者を用いた実験から、これ以上の修正は技術的および社会的発展が顕著に抑制されるほどに不屈さが蝕まれるであろうことが示唆されている。さらなる情報は実験記録????-?を参照のこと。

- チャールズ・ギアーズ博士、HMCL監督官

文書2000-SS-EX: 以下の情報によって特にSCP-2000プロジェクトのために開発された技術の基本操作上のパラメータが確立しました。この技術は異常に思われるかもしれませんが、全て有効な封じ込めのために財団が現在用いている検証可能な科学的原理に基づくものです。

スクラントン現実錨(SRA)の開発はSCP-2000の初起動に先行するようで、ロバート・スクラントン博士によって1889年に成されました。SRAの本体および回路の大部分は耐腐食性の銅ベリリウム合金製です。[データ削除済]から回収された、常人の現実歪曲ポテンシャルを増強することによって現実の正常性を増幅するアーティファクトから着想を得ています。SRAの構築のために必要な銅ベリリウム合金を生産するコストのため、本デバイスの財団全体にわたる導入は効果範囲が2立方メートル以下のものに限られています。
やめろ。

研究者覚書: SRAが機能する機構とその発想の源は私が明らかであってほしいと望む理由によって全ての現実歪曲存在から秘匿されねばならない。認証されたレベル6/2000保守技術職員だけがこの文書にアクセス可能となっている。どのSCP-2000担当スタッフが貴方に自分はレベル6/2000保守技術職員であることを明かしたとしても、O5コマンドに彼らが再割当てされ、記憶処置両方を直ちに受けられるよう報告すること。これは処罰ではなく、正当な保安上の懸念事項である。もしこれらの装置が傷付けられることがあったならば、我々の泥船もそうなるのだ。

- ローウェル・ヘンリー・ピエドモント博士、秘教封じ込め担当

シャンク/アナスタサコス恒常時間溝(XACTS)は効果場の及ぶ範囲に渡る因果流を安定化させるための装置です。XACTSはタキオン場放射装置と結合したラジオ波領域の高出力電磁放射 によって透過性のある事象境界を創りだし、有機的および電子的システムには影響を与えないままに定常因果環境を維持します。換言すれば、少なくとも一つのXACTSが稼働中である限り通常であればSCP-2000が構築されることを妨げるような時間異常は効果をもたらしません。財団内でXACTSデバイスの利用を普及させる計画はありません。

研究者覚書: 時間溝は種々の物事に有用であり得る。SCPオブジェクトを封じ込めるために一秒から過去300,000年間を必要とするというのは良い例だ。時間修復作業中に参照定点を保持することで、有意義に進行状況を記録し、深刻な失敗を再試行することができる。しかし、自然の因果関係は柔軟であるために人類の精神は有意義にそれに対処できるようになっておらず、ほんの僅かな孤立した定常因果律以上のものを生成することは時間の完全無欠さを守るよりもむしろ傷付けてしまう。XACTSを財団内で普及させることはない。もちろん、前回の繰り返し期間我々はそうしようとした。しかし、試行の結果に関する問い合わせは受け付けられない。

- タデウス・シャンク博士、時間異常担当

やめろ。
擬リーマン多様体の使用によってSCP-2000の間取りは地中まで拡張され、延べ10km2の床面積が得られました。前回のSCP-2000の起動以前のシステムの構築に関する書類の原本は失われています。この現象は空間異常の兆候だとみなされてきましたが、ロバート・ボイド、トリスタン・ベイリー両博士によって多様体の入り口と現代物理学の先進的な実装の整合が結論されました。この「負」の空間は多様体の望ましい入り口にわたって集中して放射される????粒子による非重力的な特異点により維持されています。特異点の機能不全に際して設備は無傷なまま残り、構造崩壊を被ることはありません。機能不全の直後にプロトコル・デッドユークリッド-101が実行されたならば、多様体の再創造に要する時間は10時間未満であると見積もられています。SCP-2000の隔離された部分は多様体の不全後36時間まで操作および居住可能であり、無期限に復旧可能です。

なかなか難しい内容だけど要はSCP-2000に搭載されている機能がどんな技術か財団の叡智を集めた結晶ということが書かれているみたいだね。

補遺2000-1: ??/??/???2のSCP-????収容違反中、SCP-2000はサイトにおけるBZHRユニットの起動と同時に複数のSRAおよびXACTSコンポーネントの機能不全に見舞われました。この事案から25日の間、BZHRユニットは内部の生物学的構造が現人類とは異なる人間的存在を1000万体以上生産しました。相違点には追加された心室、完全な多指の手足、頭蓋内体積と頭蓋高の増大、および2.4-3.6GHz帯域のラジオ波を放射および受信する不明な目的のための腹腔内臓器の存在が含まれます。

これらの人間型存在は再生中にクラスG幻覚剤の投与を受けておらず、発育上の催眠療法も受けていません。これら全ては五週間後に死亡するまで無意識状態にあるままでした。これらの存在のSCP-2000-1への分類は現在再検討中です。

なにこの異常な人たち!?何らかのミスにより、現人類とは異なる人間的存在を1000万体以上生産するという異常が発生し 現在は停止&修復作業の最中・・・修復中にK-クラス世界終焉シナリオが発生しなければ良いのだが…。

現時点でこの事象がSCP-???とSCP-2000の越時間相互作用、サボタージュ、情報流出、あるいは非特異備品の機能不全のいずれによる直接の結果であるのかは不明です。診断プログラムによるチェックと構造的修復が スケジュール通りに許容可能なリスクを織り込んで進行中です。SCP-2000の通常機能は2008 2013 2020年1月までに復旧することが期待されます。
ただやめておけ。

補遺2000-2:??/??/????.2にセクター3382においてSRAユニットを修復中、技術職員[データ削除済]は高度に腐敗が進んだ人の遺骸を発見したことを報告しました。衣類の断片の解析から、遺骸は死後450-700年経過していることが明らかとなりました。アルト・クレフ博士の有効な財団のセキュリティ資格が傍で発見されましたが、遺伝情報の一致は得られませんでした。以下のノートが密封されたプラスチック製ドキュメントスリーブから回収されました。

我々はなぜこれを造らねばならなかったのか?
いつやったのか?
どれほど続けているのか?
そもそも我々は知っているのか?!

その後の尋問でクレフ博士がこの事象に関する知識を持たず、このメッセージの目的を知らないことが確認されました。
お前は普通じゃない。”これ”が普通だ。

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財団の秘密兵器!!世界を再構成するSCP!!

2020年復旧予定だったがこのSCPは使用してて大丈夫なのだろうか?

この記事に隠された文章を集めると

…お前たち人間は理解しない。
そして私は決して理解することはないだろう思う。
お前には彼らを戻すことはできない。
お前はそれを捕まえたか?
お前はすでに失敗している。
やめろ。
やめろ。
ただやめておけ
お前は普通じゃない。これが普通だと。

…これはSCP-2000の意思?神の名を冠している訳だから意思があっても不思議ではないけども人類に忠告をしているようにも感じる。

この彼らが構造が異なる人間的存在1000万体のことだとしたら…

彼らこそ普通で今の我々の姿こそ異常な姿かもしれない。

SCP-2000の使用記録は2回だと言われているがそれよりも多いかもしれない。

そして使用されるごとに人類の姿が変貌していったのではないか?

過去のSCP-2000の使用はマリアナ海溝の文書より判明するが果たしてそれは1度目なのか。

さてこの物語のクライマックス。続けてオリンポス山の記事を読んでみよう。

著者【HammerMaiden】 原作記事 http://www.scp-wiki.net/scp-2000

SCP-3480 オリンポス山

Γιώργος ΣταθάκηςによるPixabayからの画像

オブジェクトクラスKeter

脅威レベル:黒

脅威レベルとはSCP財団フランス支部独自の分類システムで収容違反した際の危険度が色で表されている。その中でも黒はダントツでやばい、終焉シナリオ待ったなし。

特別収容プロトコル:一般市民によるオリンポス山への接近は、重要文化遺産の保護というカバーストーリーの下、ギリシア政府によって禁止されます。ギリシア内務省職員に扮した財団職員は当該エリアへの非公認の立ち入りを妨害しなければなりません。

SCP-3480-2を収容するべく、SCP-3480のおよそ400メートル下方のオリンポス山中に、エリア-13が建設されました。エリア-13はその設備の周囲に18基の巨大スクラントン現実錨(MSRAs)が円形に配備されます。全ての錨は常時起動状態を維持し、損傷あるいは機能不全に陥ったあらゆるユニットは可及的速やかに修理のうえ再配置されます。

加えて、1つのシャンク/アナスタサコス恒常時間溝(XACTS)がプロトコル・クロノス実行のためにサイト内に常備されるとともに、バックアップ用に予備のXACTSがサイト倉庫に保管されます。

ギリシアに実在するオリンポス山が舞台みたいだね。

スクラントン現実錨とシャンク/アナスタサコス恒常時間溝って機械仕掛けの神でも登場した現実改変能力への対抗手段だよね。一体何に備えているのか…

機動部隊オメガ-12(“アキレウスの踵”)は、現実改変能力を保持する存在の捕獲及び終了に特化した部隊であり、プロトコル・クロノス発令中はSCP-3480-2実体を収容するためにエリア-13に恒久的に駐屯しなければなりません。

ホワイト・イベント発生時に、プロトコル・クロノスが発令されます。プロトコル完遂後、クラスⅢ以下の現実改変存在に指定されるSCP-3480-2実体はエリア-13内部の標準ヒト型収容室に収監されなければなりません。クラスⅣ以上に指定された実体は、パーマー・プロトコルに基づき、昏睡状態に置かれた上でサイトに留置されなければなりません。

プロトコル・クロノス

  • ホワイト・イベントの開始に際し、エリア-13のXACTSがオリンポス山を周囲の現実性から時間的に隔離し、CK-クラス:現実性再構築シナリオの蓋然性を低減します。
  • オメガ-12部隊員のうち1/3はエリア-13から出動し、SCP-3480-1から周囲100メートルの円形範囲を確保します。
  • 機動部隊オメガ-12はホワイト・イベントの持続時間中、円陣を維持しつつ4時間交代制で監視に当たります。
  • ホワイト・イベント収束時、機動部隊オメガ-12は長距離鎮静弾を用いて、発生したSCP-3480-2実体の意識を奪います。非番の職員も迅速に参集してSCP-3480へ出向き、必要に応じてサポートを行わなければなりません。
  • 当該実体の拿捕ないし終了後、機動部隊オメガ-12はSCP-3480-2実体をエリア-13へと連行し、収容下に置きます。
  • 収容達成後、XACTSは停止されます。

アキレウスの踵がオリンポス山専門の機動部隊みたいだね。

ホワイトイベント発生時にSCP-3480-2実体と交戦してくれてるみたいだけど、詳しくは続きを見てみよう。

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説明:SCP-3480はギリシア共和国のオリンポス山山頂です。当エリアのヒューム値は財団の記録上の最低値であり、コウルドマン-ジェフスキーヒューム計によると、およそ1.2×10-??Hmと計測されました。ヒューム値が絶対零度に達することは、理論上自然には発生し得ません。財団による小型次元空間内におけるSRAを用いた実験ですら、0.15Hm以下のヒューム水準を発生させることは不可能でした。ヒューム値をそれ以下に低下させることは理論上可能ですが、そのためには何百基ものSRAを要します。

これほどの数は財団サイトの中でもただ1ヶ所のみしか保有していません。このヒューム値ならば、現実性が非異常性の人間によって改変されうるほどに脆弱になり、局所的現実性の視覚的歪曲を示すはずであるにもかかわらず、SCP-3480は通常その異常環境の兆候を表出しません。当アノマリーは発生してから????年経過していると推測され、財団の管理下に置かれるのに先立って様々な要注意団体によって収容あるいは運用されてきました。

SRAは、エリア-13内部のヒューム値を1Hmの基準ラインに維持することならば可能ですが、SCP-3480のヒューム値を基準ラインへと正すことは出来ません(運用能率の低下にもかかわらず)。したがって、SCP-3480は局所的現実性が流出していく穴隙として働くのだと仮説立てられています。この効果はSCP-3480に近接する生物や環境に負の影響を及ぼさないものと見られます。

異常なまでにヒューム値が低いね、ヒューム値が低ければ一般の人でも現実改変能力が使えるはずだからそれを防ぐためにもプロトコル・クロノスで対応しているんだね。

ホワイトイベントについての説明を読んでみよう。

SCP-3480-1は、SCP-3480内にアトランダムとみられる間隔で出現する徴候に与えられた呼称です。出現に先立つ5〜22分間、SCP-3480内のカント計数機が指し示すヒューム値は基準ラインへと回帰します。出現が発生すると、1体の無意識状態の人間が地表からおよそ3メートル上方に自然発生的に現れ、静止します。当実体はその後白光によって完全に包まれます。この後、SCP-3480内のヒューム値は再度限りなくゼロに漸近します。これらの出来事は総じてホワイト・イベントと呼称されます。

当該個体の出現と極小ヒューム値への再帰の後、SCP-3480-1は多様な長さの時間をかけて滞留します。SCP-3480-1実体との相互干渉はその特性のために不可能です。SCP-3480-1の周囲0.5メートル以内に存在するありとあらゆる物質は、急激な現実性の喪失を被り、瞬時に分子分解されるに至ります。最終的に白光が衰え、内部の個体は地表へ落下して意識を取り戻します。これらの個体はこの時点でSCP-3480-2実体とみなされます。

SCP-3480-2の全実体は種々の強さを有する現実改変存在であり、実体に関わったホワイト・イベントの継続時間が長いほど、当該実体の能力は強力になります。SCP-3480-2実体は概してソシオパシー、ナルシシズム、暴力的傾向の兆候を示しています。

SCP-???、SCP-???やSCP-???は、SCP-3480の収容以前に出現したSCP-3480-2実体であるとみられています。SCP-3480-2実体のうちおよそ68%は肉体的・精神的な障害を見せています。それらの障害には通常、追加された心室、完全な多指の手足、頭蓋内体積と頭蓋高の増大、および2.4-3.6GHz帯域のラジオ波を放射および受信する不明な目的のための腹腔内臓器の存在、知的障害が含まれます。

ホワイトイベントによって人型の実体が現れるのか、この実体は肉体的・精神的に障害があるみたいだけど、機械仕掛けの神が生成した100万体の構造が異なる人間的存在と特徴が一緒じゃないか…??

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前収容プロトコル下におけるSCP-3480-2の部分的記録

1.SCP-3480-2−1

ホワイトイベント継続時間:94分間

特徴:左腕を欠損したコーカソイド男性

収容以後初めてのSCP-3480-2実体との遭遇。ターゲットは混乱し、機動部隊オメガ-11“パリスの弓矢”によって収容は迅速に達成された。負傷者は報告されていない。初期収容プロトコルが当インシデントののちに策定された。

2.SCP-3480-2−4

ホワイトイベント継続時間:74時間31分間

特徴:身体異常を持たない黒人女性。IQテストで155を記録した健忘症患者。

ターゲットは財団職員を目の当たりにして恐怖を示し、無意識のうちに現実改変能力を発揮した。機動部隊オメガ-11の隊員のうち6名が捕獲の成功までに失血死した。ターゲットは鎮静剤に対して顕著な抵抗力を示し、注射後49秒間意識を喪失しなかった。付記:SCP-3480収容中最初に被った人的被害である。

3.SCP-3480-2−8

ホワイトイベント継続時間:192時間8分間

特徴:既知の肉体的・精神的障害を持たないアジア人男性。

ターゲットは機動部隊オメガ-11を一瞥して憤怒を露わにし直ちに彼らに対して能力を行使した。ターゲットには鎮静剤が通用せず、弾薬も目に見えるダメージを与えなかった。オメガ-11隊員のうち10名が鈍い物理的外傷によって殉職した。4名が風化して死亡した。8名は重度の熱傷あるいは焼死に至った。3名は現実性の喪失により殉職した。全職員が死亡した後、対象はギリシアの都市??????に侵入した。[データ削除済] 付記:終了されるまでにターゲットはCK-クラスシナリオを引き起こし、??????とその近傍の???????????島に関するあらゆる知識が人類の共通記憶から消去された。

4.SCP-3480-2−9

ホワイトイベント継続時間:20時間17分間

特徴:余分な心房と2.2メートルもの異常な身長を持つコーカソイド女性。

新たに再結成された機動部隊オメガ-11の、当アノマリー収容に対する経験が未熟だったために、ターゲットは初期収容の試行から逃亡した。収容までに??名の市民が犠牲となった。

5.SCP-3480-2−19

ホワイトイベント継続時間:480時間3分間

特徴:データ削除済み

[データ削除済] その後の手順ラザルス-01は成功裏に実行された。付記:収容違反の激甚な性質と、その結果としてのCK-クラスシナリオは、収容プロトコルの抜本的改訂に帰着し、当該シナリオの結果はレベル5クリアランス下に分類された。機動部隊オメガ-11は当インシデント後に解隊され、収容責務は新設の機動部隊オメガ-12へと移譲された。

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…え?手順ラザルス-01って機械仕掛けの神を起動させる手順だよね?もしかしてSCP-3480-2-19によって世界は滅亡している?そして機械仕掛けの神を使用して世界を再構築したのか…

インタビュー記録

インタビュー対象: SCP-3480-2-5

インタビュアー: リアム・ディーツ博士(エリア-13管理者)

前書: 当実体は多数の手足を持つものの、精神的に、また記憶上の障害を持たないアジア人男性である。対象はクラスⅠの現実改変能力を示しており、問題なく捕獲された。

<記録開始>

ディーツ博士: SCP-3480-2-5、貴方の氏名と、貴方がSCP-3480内に出現する以前の所属先をお聞かせください。

SCP-3480-2-5: アーサー・シュウ博士と申します。財団のレベル3研究員でした。

ディーツ博士: 出現以前のことを覚えていますか?

SCP-3480-2-5: 複雑でして、最低限しかお話できません。まず私が思い出せるのは、我がサイトがガニメデ・プロトコルに関する警報を受信したことです。それからは…。

ディーツ博士: 続けてください。

SCP-3480-2-5: 地獄でした。そうとしか言い表せません。ある時には天地がひっくり返り、ある時私は壁の一部となっていて、またある時私の身体は幾何学を無視した形に捻じ曲げられ。そんな時間の中を、私はずっとずっと、消えては現れを繰り返していました。意味なんて何もなかった。ですが、一層酷かったのは、あの人々でした。

ディーツ博士: 詳しく。

SCP-3480-2-5: 膨大な人数でした。私が出会ってきた人々の数よりも多かった。大多数は死体でした。多くが殆ど人間だと呼ぶことのできないモノでした。彼らはただ…いや、私たちは皆ただただ、叫んでいました。死体ですら。そうしているうちに私たちは何処か他の場所に飛び、また再び同じことが始まっていくのです。

ディーツ博士: 貴方の居た場所や、貴方と共にそこに居た人々に見覚えはありましたか?

SCP-3480-2-5: ええ、実のところ。殆どは見知らぬ人でしたが、毎回毎回、私のサイトで見かけたことのある同僚やDクラスを視認しました。場所については、全域が地下だったように思われました。非常に高度な技術力でした。私には何ら調査はできませんでしたが、あそこにあったモノの1つに近づくほど、異様さは深まるのです。この場所にこうして出てくる直前、私はそのモノの付近に居りました。2度、地上に出たこともありました。言わずもがな、周囲の地形は異なっていました。見渡す限り動植物は見当たらず、空は血のような赤色でした。…いや、あの山々はどこかで見たことが…。

ディーツ博士: それで?結局貴方は何処に居たのですか?

SCP-3480-2-5: 失礼。娘を…、休暇中に私の娘をあそこへ連れて行ったな…。 …イエローストーン。そうだ、イエローストーンだ。

<記録終了>

後書: 対象の弁明は別のSCP-3480-2実体によって裏付けられた。

補遺3480-1:現行プロトコルの制定以降はSCP-3480による結果としてのK-クラスシナリオは発生しておらず、死傷者はたった??名に留まっています。

え?ホワイトイベントで出てきた実体が財団職員!?なんで!?

これ部分的記録に残っているSCP-3480-2 は敵対的な実体なのかな?

友好的な実体は元財団職員か?

機動部隊オメガ-12についての説明があるけどSCP-3480-2実体についてわかるかな?

補足:ワープする機能はSCP-2000にはないが壊れたSRAはワームホールとして機能する。大量のSRAがあるのはSCP-2000とSCP-3480だけ。恐らくSCP-2000とSCP-3480は壊れたSRAを介して繋がっている。

オメガ−12(アキレウスの踵)任務規定

アイテム番号:SCP-3480-Ω

オブジェクトクラスThaumiel

脅威レベル:白

特別収容プロトコル: 現実改変能力者の能力を抑制できる能力無しに当該実体たちを捕獲することの困難さ、ないしは収容違反の帰結として発生しうるK-クラスシナリオの蓋然性の高さを理由として、O5評議会は機動部隊オメガ-12(“アキレウスの踵”)の創設を可決しました。当機動部隊は外宇宙ALEPH出身の財団職員のクローンである、無害なSCP-3480-2実体から構成されます。隊員たちはクラス-Ⅲ以下に格付けされる現実改変能力を発揮します。新兵候補者は、彼らが捕獲されてから最低1年間、良好な振る舞いを見せるとともに財団の主義や理念に対する忠誠心を確認するための精神鑑定試験を通過しなければなりません。この後、新兵候補者は機動部隊オメガ-12への入隊を命じられます。

機動部隊オメガ-12は、プロトコル・クロノス発令中はSCP-3480-2実体を収容するためにエリア-13に恒久的に駐屯しなければなりません。加えて、オメガ-12は平時のプロトコル下において、SCP-3480との関連性を持たないにしろ収容するには危険すぎるとみなされた強力な現実改変能力者の捕獲あるいは終了のために運用されます。機動部隊オメガ-12の隊員は、エリア管理者の許可なしにエリア-13を退出することが禁止されています。そのような試みがなされた場合、終了措置が執られます。機動部隊オメガ-12の全隊員には頭蓋内部に遠隔式終了スイッチが外科的な手法で埋め込まれなければなりません。相互協力の意志を確たるものとするために、オメガ-12への入隊はいかなる状況下であろうと強制されてはなりません。プロトコル・クロノスおよびその他の正式な許可による作戦外での、現実改変能力の無許可行使は終了事由です。

ちょっと待て外宇宙ALEPHの財団職員?並行世界とかパラレルワールドの財団職員ってこと?
そして敵対的なSCP-3480-2は外宇宙ALEPHのDクラス職員か・・・

現実改変能力者には同じく現実改変能力者で制す、それが”アキレウスの踵”か・・・

プロトコル・クロノス

  • ホワイト・イベントの開始に際し、エリア-13のXACTSがオリンポス山を周囲の現実性から時間的に隔離し、CK-クラス:現実性再構築シナリオの蓋然性を低減します。
  • オメガ-12部隊員のうち1/3はエリア-13から出動し、SCP-3480-1から周囲100メートルの円形範囲を確保します。
  • 機動部隊オメガ-12はホワイト・イベントの持続時間中、円陣を維持しつつ4時間交代制で監視に当たります。
  • ホワイト・イベント収束時、機動部隊オメガ-12の現隊員は長距離鎮静弾を用いて、発生したSCP-3480-2実体の意識を奪います。非番の職員も空間転移によって迅速に参集してSCP-3480へ出向き、必要に応じてサポートを行わなければなりません。
  • 鎮静弾がターゲットの無力化に失敗した場合、クラスⅠまたはⅡのオメガ-12隊員に、ターゲットのヒューム値を低減させ、通常兵器への耐性を弱めるための現実改変能力の行使が許可されます。
  • SCP-3480-2実体による周辺現実改変の試みは、機動部隊オメガ-12隊員により抑止されます。
  • 抵抗が続いたり、脱走の試みが現実性の視覚的不安定化を引き起こしたりする場合、クラスⅢのオメガ-12隊員に、ターゲットの現実改変能力を阻害するための自身の能力の行使が許可されます。この時点で実弾を使用したターゲットの終了措置が許可され、オメガ-12の裁量に委ねられます。
  • 当該実体の拿捕ないし終了後、機動部隊オメガ-12はSCP-3480-2実体をエリア-13へと連行し、収容下に置きます。
  • 収容達成後、XACTSは停止されます。

プロトコル補遺:万一ホワイトイベントが500時間以上継続した場合、機動部隊オメガ-12の全隊員はその完遂までSCP-3480-1実体を監視します。SCP-3480-2実体の出現時、オメガ-12の全隊員はターゲットの現実改変能力を抑止するべく自身の能力を行使しなければなりません。可能性上のHK-クラス神的征服シナリオを防ぐべく、オメガ-12の全隊員はターゲットの即時終了を確実に遂行するために実弾を使用します。万一クラスⅥ実体が終了を免れた場合、Code NIGHTMARE JESTER GREENが全財団サイトに通達されます。

管理者付記: アノマリーの収容目的でのアノマリーの使用は常に困難が付き纏い、危険な賭けとなる。使用するアノマリーが、収容対象のアノマリーそのものから発生した人間であるならば、特にそうだ。アベルの幻影が我々皆に取り憑いているからこそ、オメガ-7が無くともアルファ-9なる部隊があるのだ。要するにだ。我々は現実錨が無ければ、通常の手段では強力なタイプ・グリーンを止められないのだ。次に復讐に燃える1人のDクラスがホメロスの叙事詩から飛び出してきたその時、オメガ-12が解散していた場合、我々が前回ほど幸運であるとはいえないだろう。

- リアム・ディーツ博士、エリア-13管理者

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さてここでオリンポス山の記事は終了だけど話をまとめて私なりの考察をしてみようか。

ここまでの記事でわかっていることはオリンポス山からは敵対的、友好的なものを含め現実改変能力者が出現してくるということ。それらは恐らく並行世界(別空間)のSCP-2000から壊れたSRAを介してこちらのオリンポス山へワープしてきている

その敵対的な現実改変能力者(元Dクラス職員)を抑えるために編成されたのが友好的な現実改変能力者(元財団職員)を集めたオメガー12”アキレウスの踵”だ。

ただしこのやり方は正しいのかは定かではない。オリンポス山の管理はそのアキレウスの踵に全てを委ねているようなものなのだから。リアム・ディーツ博士も心配しているが超危険SCPであるアベルを編成した機動部隊はそのアベルによって壊滅している。その二の舞になるのではないかと。

実際にSCP-3480-2-19によって世界は滅亡しSCP-2000を起動する形になっている、だがSCP-2000を使用すると数10年は復興までに時間がかかる。その間オリンポス山を管理することはできなかったはずだがさらに強力なSCP-3480-2は出現しなかったのか?その復興時間に強力な個体が出現していたら間違いなく世界は滅びていたと思うのだが。

そこで考えてみてほしいのがそのSCP-3480-2はどこから送られてきているか。

先ほども述べたが壊れたSRAを介してSCP-2000が生成した人類をオリンポス山に送られてきている。

そして、SCP-2000(機械仕掛けの神)には意志がある可能性が高いと推測される。

つまりSCP-3480-2をこちらの世界に送ってきていたのはSCP-2000の意思だったのではないだろうか。

並行世界のSCP-2000の意思で現実改変能力者を送って来れるなら送らない選択もできるはず。数10年かけて人類を復興している状況でSCP-3480-2強力な現実改変能力者が送られて来なかったのはこちらの世界のSCP-2000によって人類が復興する必要があったのだろう。

今まで出現してきたSCP-3480-2は全てSCP-2000の行動だと仮定すると色々と辻褄があう。

SCP-2000によって作られた人類はSCP-2000に支配されていると考えられる。さらにSCP-2000が起動されたことで、今度はこちらの世界から別の並行世界のオリンポス山にSCP-3480-2を送り込むことができる。

そしてそれは無限に続いていくことになるがいつかSCP-2000は全ての並行世界を支配できるのではないかと予想される。それこそがSCP-2000の目的であり、現在進行している計画なのではないだろうか。

それならアキレウスの踵に所属している友好的な現実改変能力者をこちらの世界に送る必要はないのではないかと最初は思ったが、アキレウスの踵は敵対的現実改変能力者SCP-3480-2が有利になるように動いてるのではないか?無意識の可能性はあるが。

オリンポス山を管理しているのはアキレウスの踵だけだし、彼らが現実改変能力を酷使して本気で戦えるのはホワイトイベントが500時間を超えた時のみ。ホワイトイベントが192時間の実体(SCP-3480-2-8)に全滅しているのに。しかもアキレウスの踵が全滅した後にこの実体を終了させてるからアキレウスの踵に頼らなくても財団の力で対処できるはずなのでは?

記録に残っているSCP-3480-2との部分的記録で8.9.10に関しては逃している。それだけ強力な現実改変能力者だとしてもそう簡単に財団が敗北するとは考えにくいのだが・・・

これは推測だがアキレウスの踵の他にも対抗手段は人類にあったはずなのだ。だが1番の有効手段はSCP-2000によって先に潰されてしまったのではないだろうか?

SCP-3480-2-8よりCKクラスシナリオが発生してギリシアにある何かの知識が人類から消滅している。

これはSCP-2217なのではないかと思われる。「壊れた神の教会」という要注意団体が崇拝する機械の神だ。実体はギリシアにある島の浜辺だが。

SCP-2217はSCP-610(にくにくしいもの)を消滅させるほどの電撃を発生させることができThaumielクラスに分類されている。

これを危惧したSCP-2000はSCP-3480-2-8を動かし、SCP-2217または所有している「壊れた神の教会」と戦争を起こし、相討ちとなり終了処分となったのではないかと思う。

SCP-2217を処分した並行世界のSCP-2000は悠々とこちらの世界のSCP-2000を起動させることに成功しこの世界を支配してしまった・・・?

著者 【Modern_Erasmus】 原作記事http://www.scp-wiki.net/scp-3480

終わり

Sasin TipchaiによるPixabayからの画像

今回は長編のオリンポス山シリーズを紹介しました!!

単体で読んでも何が何やらわからないですが3つの記事を読み解くことによって真相がようやく見えてくる。

オリンポス山はSCPの中でもかなり上位に入る危険性だと思いますが、その始まりがイエローストーン国立公園からわかってくるとは・・・

私なりの考察をしましたが説明できていない箇所もあると思いますのでぜひ原作記事を読んで自分なりの考察をしていただけると幸いです!!

この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。

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