【腐食性幽霊 残されたもの達】財団施設に現れる幽霊!?物体を腐食させる幽霊SCP!!

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不思議で怖くておもしろい!!そんなSCPを紹介したいと思います!!

今回は化けて出てくる!?幽霊のようなSCP【腐食性幽霊 残されたもの達】を紹介しようと思います!

Kang-Rui LENGによるPixabayからの画像

SCPとは

SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。

SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。

Safe(セーフ)
 注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!

Euclid(ユークリッド)
 よくわからないことが多くて危険だよ!

Keter(ケテル)
 収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!

主にこの3種類に分類されてます。

SCP-1714-JP 腐食性幽霊 残されたもの達

Sergey GricanovによるPixabayからの画像

オブジェクトクラスEuclid

特別収容プロトコル:財団の各施設にはSCP-1714-JPの出現を検知するシステムが組み込まれています。SCP-1714-JPの出現が検知された場合、自動的に発生施設へ機動部隊ず-4(“最果てのゴーストバスターズ”)が派遣されることが約束されています。

SCP-1714-JPを目撃した職員は、速やかに施設管理者へ情報を提供し、実体の迅速な確保を補助して下さい。確保された実体には直ちにnPDNデバイスによる第3級霊的実体収容手続きを適用し、サイト-81??の地下専用収容房群へ個別に収容してください。

説明:SCP-1714-JPは、財団施設内へ不定期に出現する、レベルⅢ-β霊的人型実体群です。

SCP-1714-JPは、外見的に一般的な人間の姿を有しています。多くの場合、この外見は現代的な20代前後の一般市民に類似すると捉えられています。

また、SCP-1714-JPは知性を有しており、発話による交流を他のSCP-1714-JPと行う場合があります。しかしその一方、SCP-1714-JPは呼びかけや接触を含む、こちらからの刺激に一切反応を示しません。そのため、SCP-1714-JPとのコミュニケーションは事実上不能です。

SCP-1714-JPの異常性は、SCP-1714-JPが物体に接触した場合に発生します。SCP-1714-JPが接した物質には、その材質により腐食・腐敗・風化に類似した現象が急速に発生します。

この現象は、無機物に対しては主にサビの析出・汚損・風化などに似た現象として、有機物や生物に対しては腐敗に似た現象を経た消失現象として発現することが判明しています。

この状態への遷移は2秒〜15秒程度、状態の持続は約3分間行われます。物体はその後直ちに崩壊前の状態へと復元されるため、崩壊中の物体の詳細な調査は進んでいません。

幽霊が接触したものは崩壊するのか恐ろしい・・・

だけど人は接触しても大丈夫みたいだし人には危害がないか・・・

またSCP-1714-JPは、財団による分類上同系統に属し、確認例も最も多いレベルⅢ-α霊的実体と比べ、非常に不規則な物理透過能力を有しています。

SCP-1714-JPは通常の霊的実体と同様に、多くの設備・壁面・収容扉、すべての生物を透過することができます。一方、まったく透過できない物質が複数確認されており、明確な法則性は発見されていません。このような特徴はSCP-1714-JPを除いて、他の霊的実体には確認されていません。

SCP-1714-JPの出現イベントは、SCP-1714-JPが施設の壁面・窓などから出現することで開始されます。SCP-1714-JPは2~5体同時に出現する場合が多く、単体で出現した例はごく稀です。

SCP-1714-JPはその後、グループを形成して施設内を自由に徘徊し始めます。この様子は職員から”楽しそうだ“と評されており、施設を見学するかのような探索行為が確認されています。

SCP-1714-JPのグループは数十分から数時間かけて徘徊を行い、施設の外部へ退出すると同時に、即座に消失します。そのため追跡の試みは失敗し続けています。

この出現イベントにおける出現位置や発生時間帯には、一貫性がありません。最初の出現(2008年)から現在までの観測記録によれば、位置は施設内のエントランスフロア、通用ゲート、D-クラス宿舎など、時間帯は夜間が多い傾向にあります。

なお、この出現イベントの発生は財団施設内に限られ、それ以外の場所で出現した事例は確認されていません。SCP-1714-JPらの目的および起源は不明であり、機密漏洩の懸念から原因の解明が急がれています。

幽霊が楽しそうに徘徊してるのは不思議だねw

施設の外に出た瞬間に消失するのは財団施設に思い入れがある幽霊なのかな?

追記:SCP-1714-JPへのnPDNデバイスによる肉体付与は、対象に肉体的苦痛を与えるものの一定の成果を挙げています。

この処置はSCP-1714-JPへの物理的接触を可能とし、外部刺激への応答性を向上させ、さらに腐食作用を無効化することができます。

これらの事実をふまえ、nPDNデバイスを用いた地下への収容を主軸とした現在の収容プロトコルが策定されました。

このプロトコルに従い、現在までに財団はSCP-1714-JP??体の確保に成功しています。

対象: SCP-1714-JP-1 (女性型)

インタビュアー: 黄泉平博士

付記: 対象はnPDNデバイスによる高強度実体化処置、鎮静処置、拘束処置を受けています。

<録音開始>

SCP-1714-JP-1: [水を含んだようなゴボゴボという音]

黄泉平博士: [入室する] さて、イン[遮られる]

SCP-1714-JP-1: [絶叫]

SCP-1714-JP-1: いや、ゆう[判別不能]来るんじゃなかった。帰りたい。帰りたい。

黄泉平博士: 残念だが、それは[遮られる]

SCP-1714-JP-1: 痛い。身体。身体が消えて、壁、壁が見える。嫌、嫌。

黄泉平博士: 聞こえてるのか!?研究主任、どうなっているんだ![対象に近付こうとする]

SCP-1714-JP-1: [絶叫]

黄泉平博士: 埒が明かないな。

<録音終了>

終了報告書: こちらからの呼びかけに反応が無く、知性は無いに等しいと判断。うわ言を繰り返しているかのようだ。言葉は話せるようだが、意思疎通できる可能性は低いだろう。

幽霊が怯えている…??てかこれ向こうからこっち側見えてないんじゃ?

[倫理委員会命令により編集済み]

対象: SCP-1714-JP-8 (男性型), SCP-1714-JP-9 (男性型)

インタビュアー: 黄泉平博士

付記: 対象は2体同時に出現したため、その場でnPDNデバイスによる高強度実体化処置を受け、拘束されました。

<録音開始>

黄泉平博士: インタビューを開始する。左の君、君はどこから来たんだ?

SCP-1714-JP-8: [問いかけを無視する]な…わゆ[判別不能]…なかった。

SCP-1714-JP-9: [判別不能]…殺す。ここ…[判別不能]

黄泉平博士: 仲良くお喋りか。…どこから来たんだ。答えてくれ。

SCP-1714-JP-8: [判別不能]…うう、暗い…[判別不能]

黄泉平博士: ここは暗くない。答えてくれ。君たちはここに来る前、何処にいた?

SCP-1714-JP-8: [博士に向き直る]出せ!出せ!…[判別不能]。殺せ![涙を流す]

黄泉平博士: …インタビューを終了する。

<録音終了>

終了報告書: 我々を少なからず知覚しているようだ。だが、意思疎通がままならない。両者は完全に断絶されているように思える。

やっぱり見えてないね。

なんか幽霊にしては生きている人間みたいな反応だね

拷問してるみたいで可哀想に思えてくる・・・

【注記】この接続にはレベル4/1714-JPクリアランスが必要です。

対象: SCP-1714-JP-19(男性型)

インタビュアー: 黄泉平博士

付記: 対象はnPDNデバイスによる高強度実体化処置、鎮静処置、拘束処置を受けています。なお、対象の被服は通常と異なり、一般的なGOCエージェントの装備と同様のものでした。

<録音開始>

黄泉平博士: 君たちは、どこから来た?

SCP-1714-JP-19: [無視する] もう、大丈夫だから。本当に、平和なんだ。

黄泉平博士: 君たちは、どこから来たんだ。

SCP-1714-JP-19: [無視する] 俺らを閉じ込めないでくれ。

黄泉平博士: …君たちは、外から来たのか?

SCP-1714-JP-19: [無視する] あんなもの作って、なんになる?

黄泉平博士: …頼む、君たちを理解したい。君たちのような、我々にとっての脅威を、確保し、収容し、保護したい。頼む、答えを教えてくれ。[嗚咽]…頼む…。

SCP-1714-JP-19: …早く成仏してくれ…。

<録音終了>

…え?エージェントの装備着てる人?平和になったって・・・

しかも成仏してくれって財団に向かって言っている…?

みんなわかっているのさ…

__

定期的に現れる幽霊?果たして本当に幽霊なのは…?

おそらく財団職員も施設も現在は解体されているのでしょう。

この人型実体は荒廃した財団施設に肝試しに来ている者たち。

彼らが触ったところ、通ったところはサビたり瓦解したり、一時的に本来の姿を見せる

GOCエージェントも言っているが現在はSCPという人類の存続を脅かす存在もおらず平和で確保、収容、保護の必要は無くなった。

亡霊となった財団は確保、収容、保護という信念に取り憑かれ今だに成仏できずにいる。

SCPのいる世界に取り残されたものたちの末路である・・・

そしてこの記事は本家記事のギミックが本当にすごい

この記事の恐ろしさSCP財団の実情がダイレクトに伝わるのでぜひチェックしていただきたい。

著者【sanks269】 原作記事 http://ja.scp-wiki.net/scp-1714-jp

終わり

Ramon PeruchoによるPixabayからの画像

今回は霊的存在である幽霊型SCP【腐食性幽霊 残されたもの達】を紹介しました!!

まさか財団自体が幽霊となっているとは・・・

平和な世界は喜ぶべきことだが、強すぎる彼らの執念は確保、収容、保護を死んでも果たそうとする。

彼らが成仏することができるのだろうか・・・

原作記事が気になった方はぜひ見てください!!

この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。

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