不思議で怖くておもしろい、そんなSCPを紹介していきたいと思います!!
今回は植物だと思って油断してると超危ないSCPを3体紹介しようと思います!!

SCPとは
SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。
SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。
・Safe(セーフ)
注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!
・Euclid(ユークリッド)
よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?
・Keter(ケテル)
収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!
主にこの3種類に分類されてます。
SCP-506 あっという間に育つ植物
オブジェクトクラス:Safe

SCP-506は耐寒性のある成長速度の速い食用植物として、ある会社がズッキーニを遺伝子改良した変種です。
SCP-506は生きている生物を含む、あらゆる有機素材の上で成長します。有機素材と接触した瞬間から芽が生えます。
その成長速度は驚異的で5分以下で最大サイズに成長します。

はっや!!でもこの植物がいれば食料が確実に手に入るね!!
その成長分の栄養は急速に吸い上げられます。
SCP-506の種子は一般的なカボチャの手指よりも小さく、簡単に風散します。
しかも、SCP-506は食用に適さず、種子が触れてしまうと苗床にされる、危険性すらあります。

ええ!?食べれないの!?しかも逆に食べられそうなんだけど!?
SCP-506は世代交代するたびに成長しているようで、最新の世代は今まで成長に必要だった栄養分の65%で最大サイズまで成長することがわかっています。
ある時、成長した植物に覆われた状態で博士が死亡していることが確認されました。
SCP-506の根には強力な麻痺成分を含むことが判明し、Euclidへの再分類が推奨されています。
人間さえも成長の糧にするSCP!!さらに収容室の壁すらも栄養として吸収できるようです!あっという間に増殖しそうですね!
著者 [eric_h] 原作記事 http://www.scp-wiki.net/scp-506
SCP-427-JP 歌う草原
オブジェクトクラス:Euclid→Keter

SCP-427-JPはアメリカ合衆国ミシガン州に位置する500m四方の草原です。
SCP-427-JP内に人間が立ち入り2時間以上滞在した場合、その人物は不明な言語で歌を歌い始めます(以下、SCP-427-JP-Aとします)。
SCP-427-JP-Aは歌いながら徒歩でSCP-427-JPの中心部へ移動を始め、中心部へ達すると直立したままで歌い続けるようになります。そのままでは1週間程度で衰弱により死亡しますが、影響範囲から連れ出すことで元に戻る事が判っています。
SCP-427-JP-Aから元に戻った人物はオブジェクト影響下時の記憶はありますが、一様に「何故歌っていたのかは判らない」と証言しています。

うええ、完全に操られてるじゃん・・・すごい洗脳能力だ・・・
SCP-427-JP-B-1は、SCP-427-JP-Aが歌う歌です。SCP-427-JPの外部から聞いた場合、SCP-427-JP内に入りたくなる弱い強制力があります。これは周囲からの説得や軽い拘束で抑える事が可能です。
SCP-427-JP-E-1は、SCP-427-JPの中心部に生えるツルニチニチソウ(Vinca major)に似た植物です。
この植物は約10cm離すと即座に風化し崩れ去るため、詳細な分析は出来ていません。現地での簡易調査では、ツルニチニチソウとは異なる組織構造を持つ事が判明しています。
SCP-427-JP内にSCP-427-JP-Aが1体も存在しない場合、SCP-427-JP-E-1から約5dbから15dbの大きさのSCP-427-JP-B-2が聞こえます。
そして、SCP-427-JPの範囲が徐々に広がっていってることがわかりました。
範囲内には新たに未知の生物が発見されました。これらの生物を範囲外に出そうとすると消失してしまいます。
これらはSCP-427-JP-E群として登録されました。外骨格を持つミミズのような実体、小指大の袋状の実体、金属質の葉を持ち風になびくとオルゴールのような音を出す植物などが発見されました。
収容違反1 SCP-427-JP内へ113名の民間人が侵入、SCP-427-JP-B-1を歌い出す事件が発生しました。
これによりSCP-427-JPの影響範囲が拡大し、さらに多くのSCP-427-JP-E群が発見されるようになりました。
さらにSCP-427-JPの中心半径38mに侵入した物質はその範囲から出ようとすると消失するようになりました。つまり、人も機器も装備も一度範囲内に侵入すると出られなくなりました。

近づいたら洗脳で中心に行っちゃうし、助けることもできなくなったのか・・・
収容違反2 収容施設へ大勢のSCP-427-JP-Aが集まり、取り囲みました。職員が完全に鎮圧するまでに約3時間かかり、その間SCP-427-JP-Bを歌い続けました。
そして、SCP-427-JPの影響範囲の境界が消失しました。
この事件によりSCP-427-JPはKeterに格上げされました。
SCP-427-JP-E群の生態調査が開始されました。DNA調査を行った結果、どの生物も既存の生物と同じDNAを持っていることが発覚しました。そしてSCP-427-JPに影響された人物たちはSCP-427-JP-Eを既存の生物して認識することがわかりました。
SCP-427-JPの境界が消えたことでSCP-427JP-Aが急速に増加しました。アメリカ西海岸ではSCP-427-JP-Bが流行になっています。

いや明らかに世界に影響及ぼしてるじゃん!!認識災害及ぼしてるじゃん!!
世界に侵食していく!?広がっていく草原SCP!!どんどんと人類の認識をおかしくさせていきます!!もしかしたらもう全世界に浸透しているかも・・・?
著者 [k_u_m_a] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-427-jp
SCP-1027-JP 花
オブジェクトクラス:Euclid

SCP-1027-JPは右腕部の欠損、軽度のメラニン色素欠乏が見られる10代後半の日本人少女です。
彼女の首筋には、継ぎ目の無いチタン製チョーカーが装着されています。チョーカーには以下の内容が印字されています。
日本生類創研 T-496-MP
彼女は自分自身が人ではなく花であるとする認識があり、誰かに見られて美しいと感じてもらうことが最大の幸福のようです。

花だと思ってる少女なんだ・・・なんか儚いね・・・
SCP-1027-JPは一般的な人の8歳児程度の知能しか持たず、財団が教育を施そうとしても成長する様子はありませんでした。
彼女の右腕は欠損していますが、そこから皮膚を突き破るように未知の植物が生えており、ツルは彼女の体に巻き付くように伸びています。
その植物は彼女と同化しており、光合成を行わず、彼女から栄養や水分を受け取っているようです。
そこに咲く花は月華美人に類似していますが、常に生体発光しています。
この花は通常の月下美人同様に夜間に開花して日中は萎みますが、一年中落花しません。
そして、開花中は強い香りを放ち、生物を陶酔させる力があります。
財団が放棄された日本生類創研の施設を調査していた際、同じ外見、特徴を持つ植物が発見されました。
この植物達の多くは根が動物性の未知の有機体に変形していました。

え?もしかして逆・・・?
多くは不完全な人の姿をしており、長時間放棄されていたため、どれも枯死、壊死していました。
財団はこの施設でSCP-1027-JPが生産・流通の大元であったとして調査を続けています。
花である少女!!少女に植物を埋め込んで作られたのではなく、植物の根が人間になっていく!!彼女が自分のことを花だと認識していたのは何も間違っていませんでした・・・
著者 [Porsche466] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-1027-jp
終わり

今回は植物なのに不思議な能力を持っており、人類に危害を加えるSCPを紹介しました!!でも2体のSCPは人類によって作られたため、自業自得かも・・・?原作記事が気になったら読んでみてください!!
この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。
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