こんにちは!!今回は「月刊ガンガンJOKER」で掲載されている漫画『ラグナクリムゾン』を読んだのでその感想を書いていきます!!ネタバレ含みますのでご注意ください。
ラグナクリムゾンとは
ラグナクリムゾンは、小林大樹氏による日本の漫画作品。「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)にて、2017年4月号より連載されている。
2023年にアニメ化も決定している。
アニメ化します https://t.co/xsYq5PlHcy
— 小林大樹 (@D_Koba) March 19, 2022
アニメ公式サイトのリンクはこちら
TVアニメ「ラグナクリムゾン」公式サイト (ragna-crimson.com)
物語
そこは人を食らい竜が蔓延る世界。銀剣を振るい、竜を狩り、報酬をもらう職業ーー「狩竜人」。
ヘボ狩竜人の少年・ラグナは、ぶっちぎりの竜討伐数を誇る天才少女・レオニカとコンビを組み、日々、竜討伐に挑んでいた。
ラグナの願いは一つ。
「強くなれなくてもいい。レオのそばにいたい。」
少年の願いは最狂最悪の竜の襲撃により儚くも散りさる・・・
感想
「翼の王」編でも全11巻あるので1巻ずつ感想を述べていこうかなと思います!
今回は7巻から11巻までの感想を後編として述べていきます。
翼の血族編前編はこちら!!
追記 2023/06/23発売!新刊12巻の感想はこちら!!
7巻
激化していく戦場。
そんな中で成竜の登場により、空中部隊が敗れ、制空権を取られてしまう。
銀装兵団1人につき100体倒してもお釣りが出るほどの竜の大群。
だが進むしかない!意地でオルト・ゾラのいる場所に向かって突き進む銀装兵団!
さらにラグナを含む3人がタラテクトラを猛追!
竜の大群を薙ぎ倒しながらタラテクトラに突き進む!
絶望的な状況の中だが、それはラグナの未来での日常。体がだんだんと研ぎ澄まされていく。
脳筋のこの3人だけ全然絶望してなくて、むしろ楽しそうに竜を狩ってるw
一方クリムゾンは銀装兵団の脱出用転移魔法陣を強奪しようとするが敢えなく失敗。
いつもかっこよく計画を立ててるのによく失敗してるのがちょっと間抜けw
そしてついにリアが率いる銀装兵団がオルト・ゾラの元へ!
オルト・ゾラはかつて人間だったころ支えていた主君(ラクーシャ姫)にリアを重ねて、接触してくる。
誰もがボロボロ、限界の状態だが勝機到来!
ずっと絶望的な戦況だったがついに・・・!諦めない不屈の魂を持つ銀装兵団!
8巻
8巻の表紙はカムイ。暴力の天才。雷の申し子。ただただ強さを求める果てには・・・。
人間だった頃のオルト・ゾラとタラテクトラは軍人。
ラクーシャ姫につかえ栄光の時代を築いていた。
だがその時代はカムイによって崩壊する。
その輝かしい時代と銀装兵団の姿をオルト・ゾラは重ねていた。
これこそが勝機!
リアが創造した銀器に銀装兵団の思念をまとめて飛ばす大技。
「目標 タラテクトラ!!」
投擲された銀器はタラテクトラの胸を抉ったが躱された。
だがそれを受けとったのはラグナ。渾身の我竜閃を放つ。
ここの一連のシーンが迫力がすごくて超面白かったし熱くなった!
即死は免れたが瀕死の状態のタラテクトラ。苦情の決断だがオルト・ゾラはタラテクトラに自爆を命令する。
ラグナだけでは押しとどめることができない爆発。
そこにリアが助けに来る。そして.
ついに解放した銀器闘法。タラテストラの自爆を押さえ込み、ようやく終戦。
リアがラグナの力の源を見て涙するシーンはとても儚く美しかったです。
ラグナに理解者ができたのは未来を変える大きな一歩となるだろう。
何より、ラグナと一緒に戦って生き残ったことが素晴らしい・・・
終戦の余韻も束の間。転移の魔法陣も完成し、和気藹々としていた、が、
雷の申し子カムイが襲撃!
やっぱり銀器闘法使ったら来ますよね〜…(カムイはアルティマティアがまたラグナに襲われないように王都にいた。だがそのラグナの居場所がわかれば雷の速さで来る。)
使って大丈夫なのか?と思っていましたが…
リアの首を切断、双子の1人(グレア)を殺害。
正直ここは現実を受け止められなくて何度も見返した。でも何度見返しても首切られてる・・・
ボロボロのラグナだが闘うしかない!
転移が完了するまで9秒!
この2人の戦いはまさに異次元、文字通りレベルが違い、超高速の2人の戦いは0.001秒の世界。
そしてラグナに限界が来て倒れてしまう。
薄れゆく意識の中でラグナはリアに会う
リアはラグナに相応しい剣を創造する。もう一度会いに来てと…
そしてラグナが目を覚ますとそこは転移された廃墟。
リアはまだ生きている・・・?
9巻
表紙はアルテマティア!ではなく、太陽神教「時の聖女 カルラ」。
しかも、カルラは単体ではなく集団、アルテマティアと同じ顔、同じ人が何人もいる。
ラグナが咄嗟に1人殺してしまったが、その様子を見ても特に気にしていない様子。
能力はアルテマティアと同じく時操魔法。
だけどアルティマティアより規模が小さい?(時を止めるのも死亡した1人だけの時を止めてる)。それだけアルティマティアの魔力が多いのかな?
カルラが生き返らせたカルラと平然と話しているのを見て銀器姫が言っていた通り、頭のおかしい集団なのがわかる。
そしてアルティマティアは元カルラの1人で、その1人が竜の王になっている。
さらにリアはまだ生きている。
銀装兵団、ラグナ全員がそれを確信し、リアを取り戻すべく、残りの翼の血族をたおしにいく。
カルラは時操魔法に抵抗できるように魔法をかけてくれる。だがその瞬間急激に老けていく。
数を用意し命を振り絞ってようやく、時間を操れる。ガイコツとなり、朽ちていくのに感情を感じない。その姿はとても不気味でカルラたちには人間味を感じない…
そしてラグナ達は王都に乗り込み、銀装兵団とオルト・ゾラ。ラグナとカムイ。ゴーレム&キメラとボルギウス。クリムゾンとアルテマティア。
それぞれが衝突しあう。
ラグナはリアに会えたが、オルト・ゾラの毒が体を蝕んでいる・・・
だがリアの創造した銀器はラグナの手に渡った。
翼の血族との最後の戦い、滅し合いが始まる。
10巻
ラグナとカムイの戦闘はやはりど迫力で規模がデカすぎる。
他の者も巻き込まれるんじゃないかと思ってたらゴーレムが巻き込まれてたw
前回ボロボロの状態のラグナと違い、クリムゾンに全快にしてもらった状態、さらにリアの創造した銀器もある。これなら勝てるのか!?
一方、アルティマティアは現在時間を操れない。そう確信したクリムゾン
心臓を体に戻し力を少し取り戻す。だが心臓を戻すということは死ぬ可能性もある。
いつもは安全に慎重に行動するクリムゾンだが、ここで翼の血族を滅ぼすことに決める。
クリムゾンがネルビュムの障壁を突破してアルティマティアに迫る。
ネビュリムはなんとかそれを阻止しようとするがスライムに捕食される(エグい)
銀装兵団はオルト・ゾラを追い詰める。上位竜一体だけならば銀装兵団の個々の強さ、高い連携力で十分に戦える。
だが、オルト・ゾラは薬物を自分に打ち込む。狂化率300%。
自分の死を厭わない狂化率。
激戦となり、1人また1人と倒れていく銀装兵団だが、ただではやられない。確実に追い詰めていく。
銀装兵団一人一人がリアとのドラマがあり、それゆえに強い。
そしてついにオルト・ゾラを倒す。その時のオルト・ゾラは何か取り憑かれたものから解放されたように清々しく、まるで人間だった頃のようだった・・・
11巻
表紙を見て誰これ!?ってなった方も多いのでは?w
彼はベルフィゴーユ。キメラの尻尾についているヘビ。
竜化したボルギウスをキメラとゴーレムは止められずキメラから彼が現れた。
キメラの尻尾であるヘビでしか書かれていなかったから本来は人型だとは思わず…
ボルギウスも彼を知っている様子。元々2人とも前竜王(クリムゾン)に仕えていたから。
そんな彼が放った魔法は闇魔法「崩壊」。設定した範囲を文字通り崩壊させる魔法でクリムゾンごとボルギウスに攻撃。
ボルギウスは最後に敵の正体を掴んだがついに力尽きた。残るはアルテマティアとカムイだけ。
カムイは人間だった頃、爪牙の血族の1人を殺し、魔剣を手に入れた。
そして、竜となった後に奴と会った。。
爪牙の王「殺戮竜 メルゼナ」
自称絶殺系女子。
彼女は絶対。斬りかかってきたカムイが斬られてるのは当然。その過程は関係ない。カムイが先に動こうと斬られることが決まっている。
太陽が東から登り、西に沈むかの如く絶対
そんなのチートだろ!と思ったけどさすがは王なのだろうか。あとめっちゃキャラデザがいいw
師匠系女子として不死身系男子のカムイにアドバイスを与えた。「尖った天才になりなさい」
カムイはラグナに出力で押されていた。
だがラグナとの戦いで新たなる力を掴む。
「雷神闘法」
カムイの強さは新たなるステージへと進化した。
爪牙の竜王「メルゼナ」さえ殺せる力。今のカムイは登る太陽さえも叩き落とせる。
ラグナは首を切り落とされたけど普通にくっつけてるけど不死身すぎんかw
そして最終局面、ラグナは対・竜王技をカムイに放つ。
カムイが避ける気なら避けれたと思うが後ろにはアルティマティアがいる、真正面から受けて立つ。
光速の2連撃が繰り出されてカムイは負けた。速さで圧倒していたカムイが最後の最後に速さで負けた。
カムイが死ぬ、そんな光景を目にしてアルティマティアは時を止めた。
今までラグナへのトラウマで出来なかった時操魔法。ようやく取り戻した。これで世界を巻き戻せる。
だが、その願いは叶わず銃声が響く。
双子の1人、へゼラがアルティマティアを撃ち抜く。
へゼラも心の中で考えていた、このまま世界が巻き戻れば死んでいった仲間と会える。だが撃ち抜いた。
竜の血が混ざっているへゼラは感情が希薄だが、その瞬間に仲間たちとの別れを決断し泣き崩れる姿はとても印象に残る…
アルティマティアはカルラだった時は1人の人間として考えられていなかった。替えが効く人材。ただただ使命を果たすアリのような存在
そんな彼女を1人の人間と考えていたのはカムイだけだった。
だがそれがいけなかった。カルラのような存在に感情が芽生えてはいけない。
それは伝染し、カルラたちは自我を持ってしまった。そして太陽神教の各戦線は崩壊した。
カルラ達は個人として生きては行けない。個人として生きようとしたアルテマティア。
そんなアルティマティアを神から解放しようとしてたカムイを憎むことは出来ない。
「嬉しかったから
長生きしろって
死んだら許さないって
言ってくれたことが」
倒すべき敵のはずなのに・・・アルティマティアとカムイの物語が美しくて・・・
そしてアルティマティアは太陽に身を燃やしながら死んだ。
本当に多くの犠牲を出しながら翼の血族を滅ぼした。
だがリアは生きていた。
リアはまだ眠った状態だが、いつかラグナに剣を作ってくれるだろう。
そしてラグナとクリムゾンは銀装兵団と別れ、次の血族を滅ぼしにいく。
まとめ
翼の血族編、ついに完結!
次号12巻は2023年春販売予定!
アルティマティアとカムイの過去がすごい好きだった!
11巻ラストの特別編もかなり好き。カムイが大事そうに持っていた首のチョーカーはアルティマティアからのプレゼント。ほのぼのした2人(2竜?)の日常編もっと見たすぎる・・・
退場するには惜しいくらい魅力的なキャラだけど死に様もキレイで美しい退場の仕方だったかなぁ
次はどの血族を滅ぼすのか、今の所登場しているのは爪牙の王「メルゼナ」だけだけど、そのまま爪牙を狩に行くかはわからないし、続きが超気になる!
でもカムイが強いし、かっこいいしでこれ以上のベストバトル描けるのかなぁw
終わり
今回は『ラグナクリムゾン』を紹介しました!
素晴らしい画力とストーリー、キャラごとのサブストーリーまで作り込まれていて続きがとても気になる作品です!
また2023年にアニメ化も決定しており、戦闘シーンをアニメで見るのが楽しみです!!
気になった方はぜひ読んでみてください!!
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— TVアニメ『ラグナクリムゾン』公式 (@ragnacrimson_PR) November 18, 2022
神を狩れ
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TVアニメ「ラグナクリムゾン」PV解禁!
原作#小林大樹
監督#高橋賢
出演
ラグナ役 #小林千晃
クリムゾン役 #村瀬歩
レオニカ役 #水瀬いのり
新ビジュアルはこちら⚔️https://t.co/qwxI3NIhfK#2023年放送#ラグナクリムゾン #RagnaCrimson pic.twitter.com/GmkBsXxzxV
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