一度は聞いたことがある都市伝説・・・今回は呪いである都市伝説、「コトリバコ」を紹介したいと思います!
都市伝説とは
都市伝説とは近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である。
大辞林には「現代の都市で、広く交渉される、根拠が曖昧、不明な噂話」とされています。
コトリバコ
コトリバコとは
2005年2ちゃんねるに投稿された都市伝説。
投稿主は霊感がなかったが、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
けっこう大きめの神社の神主さんの仕事を代々やっていた。
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居に住んでいる。
投稿主をA、神社の友人をB、Bの彼女をC、もう1人の女の子をDとする。
A、B、CがAの家に集まりゲームをしながらDを待っていた。
40分くらいしたころ、Dがやってきた。
その瞬間、というかDちゃんの車がAの家の敷地に入った瞬間。
Dが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」
と言った。
A「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
C「大丈夫!?またなん?」
B「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・・ はは・・ Aやべぇよこれ、Dちゃん・・まじかよ」
Bは普段は霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないが、
たまにこうやって怯えている。
AもCもDも、そのことは知ってるがBは突っ込んだ話されるのを嫌がるので
普段はあまり話題にしていない。
DちゃんがAの部屋まで上がってきた。
Bは顔面蒼白ってかんじで、
B「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
D「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
B「うん・・」
D「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」
そういってDちゃんは木箱を出した。
20cm四方ほどの木箱。小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になっている感じ。
B「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Bはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきた。
Cがトイレに行ってDの背中をさすっていた。
一通り吐き終えたBが戻ってきた。
Bが携帯を取り出し電話をかけ、
B「とうちゃん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
B「俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・」
Bは泣いていた。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
B「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。」
B「跡はあるけどのこっちょらんかもしらん」
B「うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ」
B「シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ」
B「間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」
B「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
最後にBは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩いた。
なにか決意したようで。
B「A包丁かカッター持ってきてごせや」
A「お、おぅ・・」包丁をBに手渡し
B「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Bの言うとおりにやった。
B「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」
Bの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Bは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけた。
その痛みを消すためにツネらせたのかな?
B「Dちゃん口開けぇ!」
BはDちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込んだ。
B「Dちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
D「あぐ;kl:;っぉあr」
Dちゃんは大泣き。言葉は出てなかった。
B「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」
なにやら祝詞か呪文か5回~6回ほど繰り返していた。
呪文というより浪曲みたいな感じ。
そしてBがDちゃんの口から指を抜くとすぐ、DちゃんがBの血の混じったゲロを吐いた。
D「うぇええええええええええおええわええええええええ」
B「出た!出た!おし!!大丈夫!Dちゃんは大丈夫!」
B「次・・・!」
B「じいちゃんみててごせや!」
Bは血まみれの手を、Dちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせ
B「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・」
B「いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」
B「A!っとおちゃんに電話してごせや」
言われたとおりにBの携帯でBのとおちゃんに電話をし、Bの耳元にあてた。
B「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に読んでくれ」
Bは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、呪文みたいなものを唱えていた。
唄ってるみたいな感じだった。
B「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」
全員で号泣した。その間も、Bは小箱から決して手を離さなかった。
すこし落ち着いてから、
B「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
B「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
その日はBもCもDもなんだかへとへとで、Aが送っていくことになった。
それから8日ほどBは仕事を休んだ。
そしてAはBと会い、そのときのことを聞いてみた。
B「あ~っとなぁ。Dちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◯山にある部落でな」
B「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
B「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
B「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子だった。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない・・・
その後
B「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
B「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな・・・」
B「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
B「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
B「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
B「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」
B「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
B「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Dちゃんとも今までどおりな」
B「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
A「あたりめぇじゃんw」
A「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
B「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
A「見えんからこそ好きなんよ」
B「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
B「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」
余談
「コトリバコ」は中身に子供の1部をいくつ入れるかによって名前の呼び名が変わります。
使用された子供が多いほど呪力が増え、1人でイッポウ、2人でニホウ、3人でサンポウ、4人でシッポウ、5人でゴホウ、6人でロッポウ、7人でチッポウという具合に変わります。ですが7人を超えると製作者が死亡すると言われています。
そして子供を8人使用する「ハッカイ」が作られてから13年の間に、イッポウが6つ、ニホウが2つ、ゴホウが5つ、チッポウが3つ作られたとされています。
関連作品
2011年には福田陽平さんの日本映画「コトリバコ」が上映。主人公たちが旅行に行った先で見つかる不気味な神社、その中で封印されている「コトリバコ」を解放してしまう・・・
ゲームでは体験する都市伝説「トシデン」22の有名な都市伝説があり、そのうちの1つに「コトリバコ」が登場します。都市伝説を読み解いて進めていくアドベンチャーゲーム。
志倉千代丸さんのライトノベル『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』アニメも放送されており、アニメ第6話で「コトリバコ」が登場します。
終わり
呪われた恐ろしい箱「コトリバコ」。
「コトリバコ」は呪いたい相手の子孫を根絶やしにする呪いの箱です。相手の子孫の数が多ければ多いほど使用する子供が増えます。そうすることで「子取り箱」の本領が発揮されます。
そんな呪いの箱ですが、身分格差などが大きい閉鎖的な集落で作られていたという。
もしかしたら昔作られて眠っている「コトリバコ」は今もなお存在するのかも・・・?
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