神からの使い!?それとも・・・。天使と呼ばれるSCP3選!!

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不思議で怖くて、おもしろい!そんなSCPを紹介したいと思います!!

今回は天使と呼ばれているSCPを3体紹介します!!

KanenoriによるPixabayからの画像

SCPとは

SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。

SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。

Safe(セーフ)
 注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!

Euclid(ユークリッド)
 よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?

Keter(ケテル)
 収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!

主にこの3種類に分類されてます。

SCP-469 翼の多い天使

オブジェクトクラスKeter

Yuri_BによるPixabayからの画像

特別収容プロトコル:SCP-469は、終了させる方法が確立するまで、15.24m × 15.24m × 15.24m (50ft × 50ft × 50ft)の防音で密閉された部屋に収容してください。

SCP-469の部屋に入る全ての職員(Dクラスのみ)は、必ず防音反共振服を部屋にいる間常に着用し、会話は筆談、手振り、文書を用いたものに限定してください。

絶対に、SCP-469に触れる、もしくはその他道具を用いての同様の行為は行わないでください。

SCP-469の部屋に入っている際に用いる道具は全て、騒音が極力小さいもの、もしくは全く音を発しないものにしてください。

職員間の通信のために携帯電話を使用する場合、それをミュートにしている限り許可されます。

説明:SCP-469は一見して、直径8.84m(29ft)、重さは数トンの白い羽毛でできた巨大な山に見えます。

しかし、近くでよく見ると、巨大な山のように、莫大な量の白い鳥類の翼がきつく渦巻いているのが分かります。

それぞれの翼は大きさがまちまちで、数センチメートルから数メートルの間ですが、全ての羽は白く光沢があります。

X線撮影により、翼は他の鳥と同様に、下部に含気骨の構造を持っていますが、その骨はとても柔らかくしなやかで、他の鳥や脊椎動物では不可能なほどに、とぐろを巻くように曲げることが可能です。

塊の中央には、胎児のように体を丸めた人型生物がおり、全ての翼はそれの脊椎から生えています。

SCP-469は音と音波を餌としており、音によりエネルギーを高め、新しくより大きく翼や羽毛を成長させます。音が大きい、もしくは音の周波数が高いほど、SCP-469の成長は早くなります。

SCP-469は持続した音、リズミカルで音楽的な音、特にベルによって作られた音を好物とします。しかし、SCP-469自身は、羽が吸音構造をしているため、何ら音を発しません。

人間や動物が生物の羽に触れる、もしくは極端に近付くと、拡張された翼によって包まれ、内部に引っ張られます。

羽毛の柔らかな見た目にもかかわらず、毛の一本一本は鋭く、素早く衣服を突き抜け、皮膚へ突き刺さります。

すると直ちに神経毒を注入し、犠牲者の痛覚受容体を刺激し、すぐ気絶しないようにします。犠牲者は大きな声で叫び、SCP-469は犠牲者がショック状態に陥るまで、その悲鳴で食事をとります。

エグい!!ずっと悲鳴を上げさせるために死なないように痛めつけるのか!!

SCP-469のこの方法が原因で、4人の職員を失っています。すでに死んでいるもの、生命のない物体がSCP-469に触れても、何も反応はありません。

SCP-469を終了させようとした作戦は成功していません。

最初に火炎放射器を使用しましたが、燃料が放つ音と、炎の爆ぜる音による成長が、火炎放射器による破壊よりも速く進行しました。

道具を用いて切除する方法は、SCP-469の射程内に入った結果失敗し、2人のエージェントを失いました。酸に浸す方法を提案中です。

補遺:SCP-469の近く(15.24m以内)では、ベルを鳴らしてはなりません。

これは録音されたベル音、アラーム音を含みます。ベルの音が鳴ると、中央の人型生物が“起床”し、翼を展開し、さらに[データ削除済]に移行します。

巨大で数多の翼を持つ天使!?音を食べて成長するSCP!!人間を死ぬまで痛めつける…とてつもない苦しみでしょう。さらにベルを鳴らすと一体なにが起こるのか…。

著者 [ProfSnider] 原作記事 http://www.scp-wiki.net/scp-469

SCP-1283-JP 踏切のむこう

オブジェクトクラス:Euclid

candid_crystalによるPixabayからの画像

特別収容プロトコル:SCP-1283-JPの区域外周及び後述のα方面・β方面両通路には、一般的なスチールフェンス及びゲートを設けて部外者の進入を阻止してください。

公的にはこの区画は私有地であるとし、フェンス上にも同様の掲示プレートが等間隔に配置されます。

フェンスならびに区域内要所には監視カメラを設置し、許可の無い進入に対しては警備職員による早急な対応が行われます。

区域及びSCP-1283-JPを通過する鉄道線路は現役路線である事に留意し、この鉄道線路を介した接触に対しても常時警戒してください。

進入者による当該オブジェクトの活性化過程は付近の職員による区域立ち入りにより強制的に中断させる事が可能です。

活性化が成された場合は非活性化までの内部での様子を定点観測機器により記録し、その後に進入者への詳細な聴取を行なってください。

聴取後の進入者へは進入/活性化に失敗した等の虚偽の記憶を植え付け、通常の進入事案と同様に解放されます。

説明:SCP-1283-JPは東京都八王子市郊外に存在する第1種甲踏切道です。外見・機能上は他の一般的な踏切道と相違無いものにみえ、後述の特異性の他に特筆する異常は現状確認されていません。

???の丘陵上を緩やかに登る小径と、それを十字状に横切る???線の鉄道路線の交点に位置しています。

SCP-1283-JPは以下に列記する1〜4の要素が全て重なる事をトリガーとして活性化過程に入ります。

  1. この区域への進入者が親しい人物との死別を経験していること。
  2. 通路のα方面から区域へ進入すること。
  3. SCP-1283-JPの半径200m以内に進入者以外の人物が存在しないこと。
  4. 日本時間におけるAM2:00丁度からSCP-1283-JPの前で20秒以上目を閉じ、1の故人との再会を強く念じること。

SCP-1283-JPが活性化過程に入ると進入者は遮断機の降りる音、追って鉄道車輌の接近音を認識します。

この接近音及び活性化過程は進入者が途中段階で目を開く事、及び録音を除く稼働継続中の観測機器が存在する事でそのまま遠ざかり、中断・非活性化されます。

通過音が遠ざかるまでのおよそ20秒ほどの間、進入者は目を開く事が出来ずに一時的硬直状態となります。

オブジェクトは活性化過程から完全な活性化状態に入ります。

時間経過により上記の硬直状態が解けると、進入者は降りたままの遮断機を挟んだ自らの正面に要素:4にて再会を念じた故人の姿(SCP-1283-JP-Aと指定)を視認します。

これは再起動された観測機器でも確認でき、その外見的特徴は概ね当該人物が生前心身の状態が安定していた時点の姿であるとされます。

え!?亡くなった人と再開できて、しかも会話することができるの!?

ただし硬直が解除されると同時に、活性化過程でも使用可能であった録音機器には、以降オブジェクトの非活性化まで継続的なノイズ音のみが記録されるようになります。

進入者は出現したSCP-1283-JP-Aが、自らが故人である事を認識した上での自身との明確なコミュニケーションをとる事が可能であると主張します。

SCP-1283-JP-Aが出現している間、SCP-1283-JPの半径100m範囲への他者の進入は未知の効果により不可能となり、加えて進入者自身によるSCP-1283-JP-Aに対する遠隔的接触や攻撃行動、遮断機を越えた直接的接触等も同様の効果により阻害されます。

SCP-1283-JP-A出現から20分程度の時間が経過すると、β方面の通路奥よりSCP-1283-JP-Bに指定される未知の人型実体が出現します。

SCP-1283-JP-Bは白い衣服を身につけた4歳前後の幼児に見え、現状その性別・民族・人種は不明です。

SCP-1283-JP-Bは通常笑顔を浮かべながらSCP-1283-JP-Aの元へと接近し、主に上衣の裾や手の先などの末端部分を自らの出現した方向へと引き始めます。

この行動に対してSCP-1283-JP-Aは多少の無視及び抵抗が可能であると推測されますが、この場合SCP-1283-JP-Bは次第に不満な表情を見せ、引き方に乱雑さが現れ始めました。

結果としてこれまでの観測上長くともSCP-1283-JP-B出現後数分以内には、SCP-1283-JP-A側がSCP-1283-JP-Bの要求を渋々受け入れるようにして進入者とのコミュニケーションを終了させています。

コミュニケーションが終了すると、SCP-1283-JP-Aは多くの場合SCP-1283-JP-Bと親しげな様子を見せ、手を繋ぐ・笑みや談笑を交わす様な仕草でβ方面へと移動を開始します。

この子が最後の機会を与えてくれてるのかな?そして導かれていくのか・・・

両者が曲線通路に沿って進行し立ち並ぶ木々によって視認不可能となると、それに続き活性化中降りたままであった遮断機が開きます。

この時点をもって他者の進入及びβ方面への進行を妨げていた未知の効果が解除され、オブジェクトは非活性化したと判断されます。

SCP-1283-JPは19??年に設置されてから20??年に財団がその存在を認識、隔離措置を講じるまでの約??年の間地元住民により利用されていましたが、その特異性が設置後どの時点から発現したのかは不明です。

SCP-1283-JPの異常性は一部の近隣住民ならびにインターネット上にて発祥元不明の都市伝説として扱われており、それらの証言及び実際にオブジェクトの活性化を経験した人物の存在を財団が認識、調査の結果噂として流布していたものと同様の異常性が発覚した事により収容に至っています。

最後の別れができる!?故人と会える踏切!!SCP-1283-JP-Bは故人を導いてくれる天使様なのでしょうか・・・

著者 [rkondo_001] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-1283-jp

SCP-5034 肉の天使たち

オブジェクトクラス:Tiamat

Tiamatは、財団にとって現在可能な資源と知識を用いてその影響を秘密裏に収容することができず、完全に無効化するよう計画されている実体を指します。

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

特別収容プロトコル:予算上の懸念により、SCP-5034の収容は現在不可能とみなされています。

SCP-5034が骨董品店で発見された場合、エージェントは直ちにその店に行き、実験を開始します。

SCP-5034に関しては、標準試験機器の使用が許可されています。全ての試験は財団実験委員会の承認を得なければなりません。

説明:SCP-5034は陶器の鉢(その範囲にはこの惑星全体が含まれていることが確認されていますが、それよりもさらに範囲が超えるかどうかは現在不明です。)と、その中に入っている7つの赤いビー玉(それぞれの外観は可変的である。)の総称です。

常に、SCP-5034は陶器の鉢とその中の7つの赤いビー玉で構成されます。

SCP-5034からビー玉が破壊または除去されると、ビー玉は消滅し、鉢の中に新しいビー玉が再出現します。

SCP-5034の外側でビー玉を収容する試みも同様に失敗しました。

これらのビー玉に干渉しようとする試みは全て、財団の予算に多大な影響を与えてきました。

ん?どゆこと?ビー玉を収容するだけでなんで財団の予算が影響受けてるの???

SCP-5034はもう一つ異常効果を示します。

SCP-5034を観察する全ての個人は、たとえ背景知識を有していなかった場合でも、7つの赤いビー玉が入った陶器の鉢であると認識します。

しかし、SCP-5034から一段階挟んだ二次的な情報は直接影響を与えないようです。

例えば、SCP-5034を観察している個人はそれが陶器の鉢であることを認識しますが、SCP-5034によって残された痕跡を観察する個人はそのように認識しません。

認識災害か・・・だからこの記事も影響を受けて本来の背景とは違うのか。

()内の文章は認識災害に影響されていない真実・・・

補遺5034-1(実験ログ):

以下はSCP-5034に対して行われた全ての実験の記録です。

実験5034-1

状況:SCP-5034が発見された際、財団職員は鉢から3つのビー玉を取り外して収容しようとした。(世界オカルト連合と協力して行われた作戦。)
結果:取り外されると、全てのビー玉が消えて鉢の中に再び出現した。収容失敗。(1時間後、BKクラスシナリオが公式に宣言されました。)財団の予算が大幅に影響を受けた。
実験5034-2

状況:インドのチェンナイの骨董品店でSCP-5034が再発見された際、財団職員は鉢からビー玉を1つ取り出し、大槌(いくつかのアノマリーを徴用し、組み合わせることで構築されています。)で粉砕しようとした。
結果:ビー玉の破壊に成功した後、鉢の中に再出現した。破壊失敗。財団の予算が大幅に影響を受けた。
実験5034-3

状況:多数の個人コレクターを介したSCP-5034の取引を追跡した後、財団職員は鉢の中のビー玉のうち1つを入れたままにして保管しようとした。
結果:収容は6日間成功した。しかし、7日目にセキュリティ担当官が収容チャンバーに入り、誤って鉢からビー玉を放出した。収容失敗。財団の予算が深刻な影響を受けた。
実験5034-4

状況: SCP-5034が再発見されると、出動可能な全ての財団職員は、大槌を使ってビー玉を叩き割ろうとした。
結果:5つのビー玉の破壊に成功した。(再生能力のため、6番目の実例の部分的な破壊は不十分でした。)しかし、その後鉢の中に再出現する。破壊失敗。
実験5034-5

状況:SCP-5034が再発見されると、出動可能な全ての財団職員(パンゲア協定に基づき、残存する全政府と協力して実施。)は、大槌を使ってビー玉を叩き割ろうとした。
結果:6つのビー玉の破壊に成功した。しかし、その後鉢の中に再出現する。破壊失敗。(現在の仮説では、終了を成功させる為には7つの実例全てを排除する必要があります。)

実験5034-6

状況:SCP-5034が再発見されると、全ての財団職員は、保有するあらゆる道具を用いてビー玉を破壊しようとした。

結果: 7つ全てのビー玉の破壊に成功した。その後、鉢の中に再出現する。(倫理委員会とO5の共同裁決に従い、集団安楽死の選択が現在検討されています。)

明らかに財団敗北してない!?SCP-5034の終了に絶望してるのがわかるよ!!

補遺5034-2

財団の予算は破産寸前のため、これ以上の実験は不可能です。(我らの死体を燃やせ。)

財団の完全敗北!?認識災害を引き起こすSCP!!財団は7つのビー玉と記録されている存在を倒すことが出来なかった…?おそらく7つのビー玉と記されている怪物は一体一体がかなり強力で破壊しても再生する超危険な存在・・・。世界は終焉を迎えてしまうのか・・・?

著者 [Tanhony] 原作記事 http://www.scp-wiki.net/scp-5034

終わり

Gidon PicoによるPixabayからの画像

今回は天使と呼ばれるSCPを3体紹介しました!!彼らは我々を導くものな・・・それとも・・・。原作記事が気になったらぜひ読んでみてください!

この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。

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