超怖い和風ホラー!?不気味で恐ろしい日本のSCP3選!!

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不思議で怖くておもしろい、そんなSCPを紹介していきたいと思います!!

今回は日本の超怖いホラーSCP【くぐつれ】【あさなしさまきたる】【爛れ祟り絶たれず】の3体を紹介していきます!!

超怖い和風ホラー第2弾、第3弾はこちら!!

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Tommy AndreassenによるPixabayからの画像

SCPとは

SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。

SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。

Safe(セーフ)
 注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!

Euclid(ユークリッド)
 よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?

Keter(ケテル)
 収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!

主にこの3種類に分類されてます。

SCP-2520-JP くぐつれ

オブジェクトクラス:保留中

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: silhoute-g34b2e8da8_640.jpg
pizar almaulidinaによるPixabayからの画像

説明: SCP-2520-JPは、「玖虞攣」という言葉について言及されている説明・文章・音声・文字・記事・画像・会話・映像・??です。

SCP-2520-JPを閲覧・認識した人物は、以下の言葉を思考します。

玖虞攣(くぐつれ)

SCP-2520-JPの閲覧者はこの言葉を視認する事や思考する事に対して強い嫌悪の感情を抱き、生活を送る中で以下の症状を訴えます。

  • 不安。
  • 不快感。
  • 痙攣。
  • 9という数字と、それに関連するあらゆる情報に対する恐怖。
  • 幻覚。
  • 幻聴。
  • 幻嗅。
  • 鬱。
  • 「死ぬことを誰かから強く望まれている」という不合理な思考。

以上に示す症状は悪化する傾向にあり、如何なるカウンセリングや投薬・記憶処理治療などの技術をもってしても改善されることはなく、「玖虞攣」という言葉を忘却させる事も不可能です。

この症状が現れてから1年以内に閲覧者は何らかの形で死亡します。

特筆すべき事項として、死亡する直前に顔を手や布で覆い隠すような行動を起こす事、また死亡する時間帯が必ず0時を過ぎた深夜である事が確認されています。

前者に関して、死亡後の顔を確認する際は顔を隠している手や布を取り除く必要がありますが、その際に表情を認識した人物は例外なく極度の錯乱状態に陥ります。

これは如何なる治療法を用いても改善される事はありません。

そんなに恐ろしい表情をしてたのか・・・?

記録1:以下は回収されたSCP-2520-JPに当たる文章の記録です。

普段はこうして文を書かないのですが、先日私は奇妙な体験を致しましたので、それを記そうと思います。

 さて、私が住んでいるこの町は 西米良村(にしめらそん) と言います。とても空気の澄んだ街で、昔ながらの日本の原風景が残っています。
 今この文章も、西米良村にある私の家の中で、淡い光を障子越しに浴びながら書いております。
 ですが今回お話しする物語の舞台はここでは無く、この隣にある村 ― 潟嗄村(かたがれむら) です。
潟嗄村は西米良村よりも更に山奥にある、人口27名の小さな村です。
 私はこの西米良で育ったものですから、潟嗄で何が行われていたのかはよく知らないのですが、先日1度だけ潟嗄を訪れました。
 ほんの些細な用事でしたが、私が奇妙な体験を致したのはこの場所でした。今からそれをお話したいと思います。

 私が潟嗄を訪れようとした時、ある事に気付きました ― 道の不自然さです。潟嗄村に入るためには、2つの険しい谷の間に挟まっている道を通らねばなりません。道は2人並んで歩けるかどうか、というほどの狭さでした。
 何より、道は540mなのですが、一定間隔で小さな朱色の鳥居が設置されているのがまた、道を進む事を険しくしていました。子供ならまだしも、成人男性ともなれば、くぐって通らねばならない小ささです。そして最も不気味だったのが、鳥居は合計9つだったのですが、9つ全ての右の柱に、粗雑な文字が彫られていた事です。それぞれ、
 「 守柁(かんだ) 」、「 爾相良(じさがら )」、「 巳刈(みかり) 」、「 唐望(からもち )」、「 佐伯(さえき )」「 玖斑(くまだら )」、「 凪紀(なぎき) 」、「 撫儡(ぶらい )」、「 燈冴(ひざえ) 」と書かれていました。
 最後の鳥居だけが黒く塗られており、「燈冴」という文字が赤いインクのようなもので書かれていました。妙に思い、においを嗅いでみました ― それが血の匂いだと気付くのにそう時間はかかりませんでした。

鳥居をくぐるたびに、何か、「戻れない」感覚を味わったのを覚えています。私は後ろを振り返らず、ただ足早にその道を通りました。

 やっとのことで潟嗄村に入った時、今度は何が待ち受けているのかと思いましたが、村の中は活気のある普通の村という印象でした。
 私が潟嗄を訪れた理由は、潟嗄に移住した旧い友人である佐伯氏からある袋を直接受け取るためです。
 私は早く袋を受け取って帰りたいと思っていたのですが、ある老人が私に話しかけてきたのです ― 「苗字は?」と。
 名前ではなくなぜ苗字を聞くのかと不自然に思いましたが、ともかく私は「東山です」と答えました。その老人は「東山さんね」とだけ答えてその場を去りました。
 何やら不気味だと思いながら私は佐伯氏のところに向かい、実際に会ったのですが…彼の表情は、お世辞にも歓迎の意を示していませんでした。それどころか、「なぜここへ来た」と、顔面蒼白で話しかけてきたのです。

 私は「君に袋を貰いに来た」と言って、困惑しました。しかし彼は強引に私を家の中に引き入れて、「その袋とはなんだ」と語気を強めて言いました。
 私はそこで初めて、「袋」が何なのか、なぜ受け取らないといけないのか、それについて何も知らない事に気付いたのです。

 私は彼に尋ねました ― あの鳥居は何なのか、と。鳥居の柱に書いてあった文字は何なのか、と。
 彼は沈黙ののち、「苗字」と言いました。どうやら潟嗄村は、人の苗字を神聖なものとして扱っている、と。鳥居に書いてあった文字は全て、この村に居る人間の「苗字」であることや、その苗字の読み方が彼の口から語られました。

彼は「ここに長居するな、袋の事なんか放っといて早う帰りなさい」と私に言いました。
 私も何かしら異様な雰囲気を感じていました ― 村には霧がかかっていたのです。そういう事もあり、私は足早に村を去ろうとしました。
 村を去る際、後ろを振り返ると、そこには老人が居ました ― 私に苗字を聞いてきた老人です。彼は何を言うでも無く、ただずっと離れた位置から笑みを浮かべていました。

 私は得も言われぬ危機感を感じ、来た道を通って帰ろうとしました ― しかし、そこにも何か異様な事が起きていた事に気付いたのです。
 来た時、最後の鳥居には「燈冴」と書かれたのを確かにこの目で見ました。しかし帰る時、その鳥居には、「燈冴」ではなく、「撫儡」が書かれていたのです。つまり、1つずつずれていたのです。
 走りながら悪路を抜け、そして最後の鳥居をくぐる時、私は「1つずつずれているのなら、この鳥居には何が書かれているんだ?」と思ってしまい、見てしまったのです。

 そこには「東山」と書かれていました。私の苗字です。私はそれを見て、気を失いそうになりながら西米良村にある私の家に帰りました。
 帰った後は……よく覚えていません。泥のように眠ったような気がします。
 翌朝、重い体を動かし、その体験を知り合いに伝えたところ、「潟嗄村って何?」と困惑していました。      当の私も困惑しながら、昨日通った道を訪れたら、その道は瓦礫で進めなくなっていました。
 更には、私の着ていた服のポケットにはいつの間にか、小さな、汚れた袋が入っていました。私は怖くなり、その中身を見る事無く川底に投げ捨ててしまいました。


 私は…分かりません。私は幻覚を見ていたのでしょうか?幻覚にしてはあまりにも鮮明でありました。
「潟嗄村」とは何だったのでしょう?なぜあの村に住む者の苗字はあんなにも特殊だったのでしょう?なぜ「9つ」なのでしょう?「燈冴」の苗字を持つ人はどうなったのでしょう?なぜ鳥居に私の苗字が書かれたのでしょう?私はどうなってしまうのでしょう?私の苗字が消えたらどうなるのでしょう?あの袋の中身は何だったのでしょう?

 1つだけ、鮮明に覚えているものがあります。袋の右端に書かれた、粗悪な文字。

 「 玖虞攣(くぐつれ) 」。その言葉の下に小さく、その言葉の意味が説明されていたような気がしますが…錯乱状態であったので、よく見る事は出来ませんでした。
 ただ、私は、近付いた感覚を味わっています。私は……何に近付いているのでしょうか。この言葉の意味が分かった時、私に何が起きるのでしょうか。

この記録は西米良村にある東山 勇三郎氏の自宅から回収されました。

発見時既に東山氏は死亡していました。東山氏は5/18、西米良村にある公民館で宴会をしている最中に突然顔をハンカチで覆い、自身の手で首を絞めて自殺したと記録されています。

遺体の表情については、不自然に口角が上がった、”引き攣った笑み”として形容されるものであったことが明らかになっています。

こわいこわいこわい!その村に近寄るのがトリガーなのか、鳥居をくぐるのがトリガーなのか・・・東山氏はくぐつれに持ってかれた・・・?_

記録2:以下は鹿児島県志布志市の海岸に破棄されていた車からSCP-2520-JPに当たる音声の記録が回収された。

音声には蝉の鳴き声、男性の息遣い、小走りのような足音が録音されていた。

当該記録が回収された車の中からは、一酸化炭素中毒によって死亡したと思われる30代男性の遺体が回収されました。練炭自殺を試みたと思われます。

また海岸近くでは30代女性、10代男児2名、乳児1名の遺体が発見されました。いずれの遺体の顔も、不自然に頬筋が上に引き攣っていた事が明らかになっています。また車内からは同様に、煤けた、不明瞭な写真が発見されています。写真には幾つかの不自然な点があるため、抜粋します。

写真下部に書かれた日時概要不自然な点
2020/09/09家族写真映っていた4人全員の口元のみが歪んでいる。
2020/10/07妊娠中の女性の写真着物を着ているが、色は白で、結び目が逆。
2020/12/11子供2人が遊んでいる写真鳥居が黒く塗りつぶされている。
2021/02/18全体が白い写真真ん中が赤いペンで囲われており、「いる」と小さく書かれている。
2021/03/20乳児の写真写真端に「うしろ」と書かれている。
2021/05/01全体が白い写真人の目のようなものが左上に薄く映っている。
2021/06/21部屋の写真写真端に「玖虞攣」「もうすぐ」と書かれている。
2021/07/27家族写真5人全員が、正面を向いたまま、目元だけ左上を向いて笑っている。
2021/07/27乳児の手の写真写真右下に「くぐつる」と書かれている。

怖っ!!不気味すぎるでしょ!!しかもどの写真も意味ありげな感じだし・・・

くぐつれというのは存在するんだけどよりくぐつれに近づいていかないと見えないのかな?

記録3:以下は熊本県阿蘇市にある神社内から回収された、SCP-2520-JPにあたる文字の記録です。

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現在に至るまで、この文字と意味については明らかになっていません。

また、この紙に付着していた指紋を含む幾つかの情報から、筆記者は27歳男性の木原 流星(きばら りゅうせい)氏である事が判明しています。

木原氏は深夜3時、神社内に侵入し、何度か鳥居をくぐったのち、賽銭箱の角に頭を数十回ぶつけるという異常な形で死亡したと記録されています。

事件時、付近を徘徊していた老人によると、木原氏は「近付いた」「九つ目」「玖虞攣」と呟いていたと証言しています。

現在、上記の老人は行方不明となっています。また、木原氏の遺体の顔は不自然に頬筋が上に引き攣っていた事が明らかになっています。

また、木原氏の遺体の顔は不自然に頬筋が上に引き攣っていた事が明らかになっています。

記録4:以下は福岡県宗像市にある駅のホームから回収された、SCP-2520-JPにあたる記事の記録です。

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記事の執筆者は20代女性の新宮 桃香(しんみや ももか)氏である事が、記事に付着した証拠から明らかになっています。

特筆すべき事項として、新宮氏は新聞記事とは無関係な職業に就いており、編集ソフトを使用する事で意図的に新聞を模して製作した事が判明しています。

また新宮氏はこれを複製した紙を、12月9日の深夜に駅のホームでばら撒いているのが監視カメラ映像によって記録されました。

ばら撒かれた記事の枚数は18枚であり、これは後に全て回収されました。また、新宮氏は記事を全てばら撒いた後、後ろを振り返って突如顔を両手で抑え、そのまま不明な要因により地面に倒れ、痙攣ののちに死亡した事が監視カメラによって記録されています。

死因の直接的な原因は判明していません。遺体の顔は、不自然に頬筋が上に引き攣っていた事が明らかになっています。

また、監視カメラ映像を確認した研究員のうち複数名は、「何かに連れ去られているようであった」と証言しています。

記録5: 以下は長崎県南松浦郡新上五島町にある旅館から回収された、SCP-2520-JPにあたる画像の記録です。

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上記の画像の筆記者は、旅館の一室に宿泊していた17歳女性である右松 楓花(みぎまつ ふうか)氏である事が判明しています。 右松氏は宿泊以前から不安感・不快感・幻聴・鬱などによって精神が不安定状態にあった事が、Twitterでのツイート内容から推測されています。

またそれと同時に右松氏は宿泊時、「出来る限り遠くに行きたい」という趣旨のツイートをしており、03:12に「くぐつれ、ちかづけた」というツイートを行ったことも判明しています。

右松氏は07/28、室内で、顔を机に伏せた状態で衰弱死していました。原因は不明です。特筆すべき事項として、遺体の口角は少しだけ上がっていました。

記録6:以下は佐賀県唐津市にあるマンションの一室から回収された、SCP-2520-JPにあたる会話の記録です。

SCP-2520-JP関連記録
会話
まり: さきちゃん、今日はどう?

みゆ: 今日も体調が悪いって。

(拍手音。)

まり: ねぇ、みゆ。

みゆ: どうしたの?

まり: 近付くの、どうやったら止められるかな。さきちゃん、近付くって。

みゆ: 気にしちゃだめ。言わないで。

まり: でもさきちゃん、苦しそうにしてるんだもん。近付くの、止められないかな。

みゆ: まりちゃん、貴方まで近付いたら、戻れないよ。

(鈴の鳴る音。)

まり: みゆちゃんは、かなり近付いたの?

みゆ: ううん、まだ。まだみっつめ。

まり: さきちゃんは…どこまで近付いたの?

みゆ: ちょうど一昨日、絵を見たんだって。むっつめ、かな。

まり: そっか。

(セミの鳴き声。)

(セミの鳴き声。)

(2人分の、歩く音。)

(セミの鳴き声。音は大きくなっている。)

まり: ねぇ、みゆ。

みゆ: なあに?

まり: 近付くの、怖い?

みゆ: 怖いよ。近付きたくない。

まり: そっか。あ、電報届いてるよ。

(物音。)

まり: なんて書いてあった?

みゆ: 「雪村 紗季 近付ク 七ツ目」ってさ。

まり: ななつめかぁ。そうなんだ。

(セミの鳴き声。あるいは、人の声。)

(歩く音。)

みゆ: あ。

(物音。)

みゆ: 近付かないで。目を逸らして。

(長い沈黙。)

まり: ね、私、嘘ついてた。実は私も、みっつめ、昨日見ちゃったの。それ、よっつめじゃない?

みゆ: そんな、まりちゃん。これは。

まり: 見せてよ、みゆ。一緒にさ、近付こう?

(沈黙。)

(人の声。あるいは、セミの鳴き声。)

まり: ふーん。こんな写真がよっつめなんだ。さきちゃんはさ、どう思ってるかな。

みゆ: さきちゃんは……ううん、分かんないよ。病室にいてもどうしようもないもの。誰かが近付く限り、近付かれるのは止められない。

まり: そっか。ねぇ、さきちゃんのところ、行かない?

(人の怒声。あるいは、セミの鳴き声。)

みゆ: いや

まり: 玖虞攣くぐつ られても、しょうがないよ。玖虞攣られるの、怖くないよ。さきちゃんのところ、行こうよ。

みゆ: さきちゃんは

まり: 近付かれるんじゃない。私達が、近付いているの。私達が、玖虞攣を。

(人の罵詈雑言。あるいは、セミの鳴き声。)

まり: 鳥居。さっきくぐったでしょ。覚えてる?覚えてない?…私達は、逃げられないの。

(人の罵詈雑言。あるいは、弱弱しいセミの鳴き声。)

(なにか、紙のようなものを破く音。)

みゆ: ねぇ、まり。

まり: どうしたの、みゆちゃん。

みゆ: 見て

(1分間のノイズ音。)

この会話が記録されているボイスレコーダーは、マンションの一室、鍵のかかった机の中に保管されていました。またマンション内では、顔をビニール袋で覆い、互いに手を繋いだ状態の女児2名の遺体が発見されました。

死因は玩具や文房具・沢山の文字が書かれた紙などを意図的に飲み込んだことによる窒息死である事が判明しています。

遺体の顔は、不自然に頬筋が上に引き攣っていた事が明らかになっています。また、特筆すべき事項として、この記録のみ、音声を直接聞いた人間は、「死ね」と繰り返し言われているような不合理な感覚を味わったと証言しています。原因は不明です。

記録7:以下は大分県別府市にある温泉街の一画から回収された、SCP-2520-JPにあたる映像の記録です。
記録は大分県で回収されましたが、財団解析チームにより、この映像の撮影場所は宮崎である事が判明しました。

記録の撮影者は宮崎県在住の10代男性である片桐 大也(かたぎり ひろや)氏と推測されていますが、死体は皮膚の80%が引き剝がされた状態であり、臓器や眼球にも著しい損傷があったため、確実な特定には至っていません。

しかしながら、特筆すべき事項として、頬筋は上がっていた事が判明しています。

片桐氏は死亡推定時刻の直前、Instagramで自身の友人である中園 幸奈(なかぞの ゆきな)氏に以下のようなメッセージを送っていたことが判明しています。以下はその抜粋です。

11/27
01:19 なにこれ

01:19 ちかづいてる

01:19 や

01:22 みずが近くに

01:23 くぐつれがいる

01:23 だれか

01:24 ここのつ

01:25 わらってる

01:26 ビデオ撮る いなくなった 起きて 怖い

01:27 見てる

01:27 見るな 

上記の文が入力されたと思われるスマートフォンには、何度か衝撃を加えられた痕跡がありました。

記録8

??????より通達
この先に記載してある情報には、閲覧者には好ましくない精神影響を引き起こす効果が含まれています。
先へ進んでください。
???
くぐつれ くぐつれ かしりあり あがらてみゆれば えんみあり とこひうせどもくぐつらる

段々と近づいてしまう!?超不気味なSCP!!9つ目まで近づいてしまうとくぐつれ様に連れてかれてしまうのか・・・?そしてこの記事の記録は8つ・・・後1つ先に進むと・・・?

 簡単な考察をしますと恐らく「くぐつれ」とは呪いの一種だと思います。9という数字には「苦」の意味があり4「死」と共にあまり好まれる数字はありません。
 さらに9は一桁の数字の中で最大の数字。呪いとは手順の数、犠牲の数が多いほど効力を発揮するので9つの手順を踏む「くぐつれ」はいわば最強の呪いということになるのではないでしょうか。(呪いの箱である「コトリバコ」でさえ最強最大の「コトリバコ」は8っつ。8人の子供を犠牲にする。)

この呪いは名字(つまり一族)にかかる。数は9つ。段階的に呪いは発動し9つ目に位置するものには「くぐつれ」は実体化し呪い殺すと思われます。

 そしてその呪いはトリガーを踏むことで1つずつ進んでいく。鳥居に書かれていたように1〜9の呪いの対象がいますが記録6の会話から誰か1人でもトリガーを踏むと全員の呪いが進行するのだと思います。つまり誰かがトリガーを踏むと9つ目だった一族は呪い殺され1〜8の対象の呪いが進行する。そして1つ目には新たな対象が補填される。のループ状態になっている。
 記録9がないため、9のトリガーは残り8つのトリガーを達成した時に現れるのでしょう。

そしてこの記事自体の記録1つにつき1つトリガーがあると思います。「くぐつれ」に関する説明・文章・音声・文字・記事・画像・会話・映像・??を知ること。それ自体がトリガーとなっているのではないでしょうか。??自体は何か断定できませんが本記事では【自己責任で先に進む】というリンクがあるので「くぐつれ」について言及したり、考察したりすることではないでしょうか?

つまりこれは誰かが意図して「くぐつれ」の拡散をしている。この記事自体がSCPオブジェクトとなっているのではないのか・・・?

ここのつ・・・

著者[ponhiro] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-2520-jp


SCP-2332-JP あさなしさまきたる

オブジェクトクラス:Nagi-doctrina

Nagi-doctrinaに分類されたSCPは何らかの理由で長期的にその異常性・危険性を失っています。収容プロトコルは継続され、再び以上活動の兆候が見られた場合、即座に適切なオブジェクトクラスに差し替えられます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: window-gc9b08b131_640.jpg
Dean LewisによるPixabayからの画像

SCP-2332-JPは午後11時頃からおおよそ夜明けまでの間に日本国北海道の住宅街 に出現するヒト型実体です。

体長約3.2 m、体重約70 kgであり男性的な特徴が見られますが、体毛および生殖器は確認できません。

皮膚はカーボンナノチューブに類似する未発見の有機色素により黒色であり、可視光の約98%を吸収しています。

身体構造的特徴に通常のヒトと大きな違いが見られない一方、頭部および眼球の大きさが過大である点は特筆すべきです。

眼球は扁平であるため球形であるときに予想される脳容量の圧迫はなく、また眼孔に固定されているため眼球運動による視点の移動ができないと考えられています。

SCP-2332-JPの声を直接的に聴いた人物はナルコレプシー様の急速かつ激しい睡眠欲の増大と虚脱感を経験し、居場所に関わらずすぐさま入眠します。

この影響下にある人物は夜明けまで覚醒させることが不可能になります。

カフェインなどを摂取することでこの睡眠欲にある程度対抗することが可能ですが、入眠を完全に防ぐ方法は発見されていません。

なおSCP-2332-JPの発声は正面にいる場合にのみ聴こえるため、SCP-2332-JPの視界に入っていない状態では声を聴くことはできません。

またSCP-2332-JPの声はカメラなどの映像機器にも作用し、影響を受けた機器は電源が落ちるなどによって夜明けまで再起動させることができなくなります。

映像記録の場合激しいグリッチが発生しますが、この影響により機器が故障した例は確認されていません。

SCP-2332-JPは該当地域にて「あさなしさま」や「あさなしさん」として知られる都市伝説の形態で認知されています。

この都市伝説の発祥はインターネット掲示板上の書き込みに由来していることが判明しており、SCP-2332-JP目撃例の増加に伴い該当地域に広まったと考えられています。

補遺2332-JP.1:発見

SCP-2332-JPは2021年2月頃から在住する人物らのSNSを中心に局所的に言及され始めたことにより財団に認知されました。

多くの投稿は該当地域の子供ら (高校生以下) が「深夜に巨大な目が窓から覗いてきた夢を見た」という内容で描写されており、これは被害者らが目撃直後にSCP-2332-JPによって入眠させられたために夢として解釈しているためと推測されています。

窓からそんな化け物がのぞいてくるの?トラウマになるわ・・・

特筆すべき点として、子供らによる目撃例が多数あることに対し成人による目撃例が極端に少ないことが挙げられます。

財団による該当地域の捜索の結果、幾つかの監視カメラからSCP-2332-JPの姿を撮影した映像が発見されました。

これらの監視カメラの設置されていた地点から、SCP-2332-JPは毎夜類似するルートを徘徊していることが予想されました。

SCP-2332-JPの徘徊ルートの特徴として、ルートに面する住宅に深夜まで起床している傾向のある子供らが多いことが挙げられます。

このため、SCP-2332-JPは選択的にこのルートを徘徊しており、またSCP-2332-JPは子供らを自身の能力によって入眠させることを目的に行動していると考えられました。

その目撃例の多さと出現地点が住宅街であるという条件から記憶処理の必要回数が多くなることを懸念し、SCP-2332-JPを確保するまでの間は目撃者らへの記憶処理は最低限に抑え、外部への情報統制が主に徹底して行われました。

また同時に、SCP-2332-JPについて「変装をした不審者」であるとした旨のカバーストーリーが該当地域に流布されました。

補遺2332-JP.2:関連文書

以下は「あさなしさま」の由来となったインターネット掲示板上の書き込みの転写です。書き込みを行った人物は津田千秋 (17) であることが判明していますが、書き込みの翌日に行方不明になっており現在まで発見されていません。

関連文書2332-JP.2.1

??? 本当にあった怖い名無し 2021/02/20(土) 21:35:46.12 ID:??????????

数年前に亡くなった祖母が昔話してくれたのを思い出したので書き込む。

小さい頃、ねないこだれだだったり、そういう子供を寝かしつけるための話を聞かされたことは誰もあると思う。
俺も例に漏れず、夜八時には眠るようにしつけられていた子供だった。
ただ、そんな「子供を寝かしつけるための話」が特殊というか、友人に訊いたりネットで調べたりしても出てこない内容だった。

寝る子は育つが口癖の祖母は、よく俺に「あさなしさま」という怪物について語っていた。
確か「あさなし」だったと思うんだが「あしなし」だとか「あすなし」とかにも聴こえてた気がする。
なんせ祖母は訛りがなかなか凄かったから。

肝心の内容はこんな感じだった。

夜中まで起きている悪い子のところへは、夜闇にまぎれ「あさなしさま」がやってくる。
悪い子を遠くからも見つけられるようにするために、「あさなしさま」の目はとても大きい。
「あさなしさま」に見つかった子は無理矢理眠らされてしまう。
眠らされたあとはわからない。誘拐されることもあれば、食べられてしまうことすらある。
何もされないこともある。すべては「あさなしさま」の気分次第。
もし見つかってしまったら、せめて寝たふりだけでもしなきゃいけない。
そのまま眠ってしまえでもすれば、「あさなしさま」はどこかへ行ってしまうだろう。

…これではありがちな話だと思うだろう。
でも当時の俺は絵本のおばけにもびびる子供だったので、祖母が部屋に飾った「あさなしさま」の絵のせいで、寝たふりしてでも「あさなしさま」に見つかるまいとする子供になったんだ。
中学の時ですら、10時就寝は俺の中では超夜更かし判定だった。
あの絵は捨ててしまったのか今はないので、うろ覚えで俺が描いた奴を載せておく。

今思い返しても、ちょっと子供部屋に飾るにはやりすぎな気がする。

ところで、この話について類似する何かを知らないだろうか?
それを知りたくて書き込んだんだ。
たとえば「あさなしさま」に近い名前の昔話だとか、そういうのがあれば教えて欲しい。

そもそもどうして祖母がこんな話を知ってたのかもわからないし、語源や由来もわからない。
文献を探したりもしているが、何もわからないんだ。

図書館行って歩き疲れたせいか節々が痛くなってきたので、九時半だけどもう寝ようと思う。
あさなしさまに見つからんように、規則正しく。

文書中では津田氏の祖母が既に死亡していると言及されていますが、実際には存命であり「あさなしさま」に関する知識を有していないことが判明しています。

この事実と津田氏の周辺人物へのインタビューから、当書き込みの内容は津田氏による創作であったと考えられています。

なお当書き込みの内容とSCP-2332-JPの性質については完全には一致しておらず、複数の相違点が確認されていることに注意してください。

補遺2332-JP.3:確保作戦

以下は2021/03/05に行われた第1次SCP-2332-JP確保作戦記録の転写です。

確保作戦には機動部隊ん-9 (“空亡”) の4名が当てられ、該当地域の巡回を名目に警察官の服装で作戦を実行しました。

一般人が多い場所であるため、不自然と捉えられないようアルファは「阿部」、ブラボーは「馬場」、チャーリーは「千葉」、デルタは「土井」と名乗っている点に留意してください。

音声記録2332-JP.3.1

[記録開始]

周辺住民の生活パターンを考慮し、作戦は午前2時15分に実行された。このとき機動部隊隊員らはSCP-2332-JPを挟み撃ちにするよう、徘徊ルートの両端に配置されていた。アルファとブラボーは東側 (防風林脇) から、チャーリーとデルタは西側 (寺院横) からそれぞれペアを組みSCP-2332-JPの捜索を開始した。

チャーリー: 阿部さん、そちらに何かいましたか?

アルファ: いいやまだ何も。もう少しルートの中央まで行ってみよう。

チャーリー: 了解です。

アルファ: 目撃情報によれば3メートル程度の図体らしいから、遠目からでも見えるかもしれないが、気を抜かないよう。

しばらくの間両ペアは探索を続ける。チャーリー・デルタペアがSCP-2332-JPを発見し、通信を行う。

デルタ: 阿部さん。い、いました。2332です。確かに3メートルくらいの大きさはありそうです。時々立ち止まりながら周辺の住宅を覗いているみたいです。黒すぎて、空間に人型の穴が空いてるように見えます。

アルファ: 了解した。テーザー銃とエクテシア銃の準備を忘れないでくれ。

デルタ: もちろんです。もう少し近づけないか試してみます。

チャーリー・デルタペアがSCP-2332-JPへと接近する。

チャーリー: あっ、土井ちょっと待った。2332が立ち止まったぞ。

デルタ: 本当だ。何してるんでしょうか。

SCP-2332-JPは立ち止まった地点の横にある一般住宅の2階を覗き込むような動作をする。2階には電気が点いており、住民はまだ起床していると思われる。SCP-2332-JPが窓に近づき頭部を振動させた後、再び進行を開始した。

デルタ: 追いかけましょう。できるだけ背後に近づいて、まずはテーザーで仕留められないか試しましょう。

チャーリー・デルタペアが更にSCP-2332-JPへと接近する。

デルタ: 千葉さん、あいつまた止まりましたよ。

チャーリー: でも、周りの家、どこにも電気が──

SCP-2332-JPが突然振り向き、チャーリー・デルタペアの方向へと走り始める。

チャーリー: ま、まずい! 土井逃げろ──

SCP-2332-JPの声と思われる音声が大音量で録音される。すぐさま記録機器の電源が落ち、記録が終了される。音声はのちの解析で草川信作曲の童謡「揺籠のうた」のメロディに酷似する歌詞のない旋律を高速で歌唱しているものと判明した。

アルファ: くそ、なんて爆音……おい、千葉、土井! 大丈夫か!

チャーリー・デルタペアの通信機器は電源が落ちていないが、反応がなく、両者のいびきのみが聴こえる。

ブラボー: 阿部さん、これはやられましたね。

アルファ: ああ。回収班、千葉と土井が眠らされたみたいだ。一般人に見つかる前に回収を頼む。

司令部: 了解。引き続き気を付けてくれ。対象はチャーリー・デルタペアの記録から恐らく君たちのいる方向へと進行している。しばらく歩けば鉢合わせるかもしれない。

アルファ: わかった。探索を継続する。

アルファ・ブラボーペアが探索を再開する。しばらく経った後、ペアはルート中心部の公園に到達する。

ブラボー: (歩いてきた一般男性に対し) あ、夜遅くまでご苦労様です。……ええ、例の不審者のせいで巡回をですね。 (笑い声) それでは、気を付けてお帰りください。

司令部: アルファ、ブラボー。聴こえるか。

アルファ: (小声で) どうした。

司令部: 回収班から連絡があったのだが、チャーリーとデルタが見つからないらしい。何か気づいたことはないか?

アルファ: いや、未だにいびきは聴こえているし、途中で何か異音がしたりもなかったと思う。馬場は何かないか?

ブラボー: いえ、俺も何も。

司令部: 了解した。引き続き回収班はチャーリーとデルタの捜索を続ける。2人とも気を付けてくれ。

アルファ: そうだな、気を付けないとなこれは……馬場、あれが見えるか?

ブラボー: はい。まだ200メートルくらい離れていそうですが、見えます。何か両脇に抱えてませんか?

司令部: チャーリーとデルタかもしれない。確認を頼む。

アルファ: 了解。とりあえず接近しよう。

アルファ・ブラボーペアが前方にいるSCP-2332-JPへと接近を開始する。

ブラボー: しかし今夜はやたらと明かりのついた家が多いですね。2332も忙しいんだろうな。

アルファ: そうやってせこせこしている隙をついて確保できればいいわけだからな。

ブラボー: 冬だからカーテンが閉まっている家ばかりなのも助かりました。夏だったら記憶処理、どれだけしなきゃいけないのか……

アルファ: よし、そろそろ接近できる距離も限界だが……なあ、お前には両脇に抱えているのが何に見える?

ブラボー: ええと…… (不明瞭) でしょうか。

アルファ: 司令部、聴こえたか。奴が抱えてたのは千葉でも土井でもない。枕だ。

司令部: 枕?

ブラボー: あいつ、子供に害なす化物じゃなかったんですか。随分と眠らせることに熱心すぎるような……もしかしてあの枕の中に、千葉と土井が?

アルファ: 憶測が過ぎるんじゃないか。とにかく、二手に分かれて隠れて、あいつが近づいてきたらテーザーをかまそう。お前はあっちに隠れてエクテシアを頼む、俺は公園の方に隠れる。

ブラボー: 了解です。

アルファ・ブラボーペアが二手に分かれ、道路脇に除けられた雪の山に隠れる。SCP-2332-JPは緩慢な動作で徐々に公園の方へと接近してくる。

アルファ: 馬場、そろそろ出るぞ。

ブラボー: はい。

アルファの合図で両者が物陰から飛び出しSCP-2332-JPの方向へ各スタンガンを構える。しかしながらSCP-2332-JPの姿は見えず、先ほどまでSCP-2332-JPがいた地点には枕が1つ落ちているのみである。

ブラボー: あ? どこ行った?

アルファ: 馬場、後ろだ!

ブラボーの背後のブロック塀上部から白い枕が覗いており、道路の方向へと水平移動する。ブロック塀の背後から枕を持ったSCP-2332-JPが屈んだ姿で出現する。

ブラボー: 嘘だ、近すぎる──

ブラボーはすぐさま関連文書中の言及に従い「寝たふり」を試みるが、SCP-2332-JPがブラボーへ向けて発声し、直後ブラボーはその場に倒れ入眠する。
 アルファがSCP-2332-JPへとテーザー銃を打ち込むものの効果は見られず、SCP-2332-JPはそのままアルファへと声を出し、同様にアルファも入眠する。
 アルファの入眠するまでの時間が他の隊員の入眠時間より長いことは特筆すべきである。このときSCP-2332-JPが発声した音声はアメリカ合衆国のカントリーソング「デイビー・クロケットの歌」の旋律と特定された。
 4名のいびきのみが聴こえ、機動部隊隊員らとの意思疎通が不可能となったため、確保作戦はこの時点で失敗と判断され終了された。
[記録終了]

終了報告書:回収班の捜索により、機動部隊隊員らは該当地域に存在する空き家の中で発見されました。
 隊員らは1枚の大きな厚手の毛布を共有するように掛けられており、枕によって頭部を支えられた状態で放置されていました。
 これらの毛布や枕は当家屋に以前より放置されていたものとのちに判明しています。回収班が眠らされた隊員らをすぐさま発見できなかった原因は判明していません。

 特筆すべき点として、隊員らの服装は緩められており、睡眠に適した状態にされていました。
 覚醒後、隊員らは良質な睡眠を経験したと報告しています。この事実とSCP-2332-JPの異常性との関連性は不明です。
 なおアルファのみが睡眠の質の悪さを報告しており、これはアルファが作戦実行前にカフェインを摂取していたためと考えられています。

当作戦終了後、SCP-2332-JPは正式にEuclidに分類されました。

強すぎない!?機動部隊完全に制圧されてるじゃん!!

隊員達が無事で良かったけど!!

補遺2332-JP.4:ゴーストリータイム・プロトコル

補遺2332-JP.3の内容の他に3度実行された確保作戦がすべて失敗したことからSCP-2332-JPの直接的な確保は困難であると判断されました。

これを受け、収容担当チームはSCP-2332-JPの確保にリソースを割かず、一般人のSCP-2332-JPの目撃可能性を減らすことを目的としたプロトコル (“ゴーストリータイム・プロトコル”) の策定を行いました。

当プロトコルはSCP-2332-JPの目撃者のほぼ全員が17歳以下の未成年に限られること、および目撃者の特徴としてゲームや動画視聴のために深夜まで起きていることから、これらの対象者らをSCP-2332-JPの出現する23時までに就寝させることを目的としています。

当プロトコルでは対象者らのフラストレーションや不快感を増幅させることにより、主に”不貞寝”を誘引します。

同時にカバーストーリーの流布や対象者ごとの内容の調整などを行い、当プロトコル実行痕跡の隠蔽を図ります。

代表的な実施内容は以下の通りです:

  • 瞬間的な停電によって対象者らの利用するデバイスの電源を落とし、ゲームプレイや動画の視聴を中断させる。
  • 対象者らのプレイするゲームで熟練したプレイヤーと連続で対戦させ、繰り返し敗北させる。
  • 対象者らの住宅のWi-Fi無線電波を妨害し、インターネットへの接続を妨害する。
  • 早寝早起きを奨励する美容広告を該当地域のインターネット上で再生される動画に頻繁に挿入する。
  • 上記の事項がどれも効果を成さないかつSCP-2332-JPの目撃例の多発が危惧される日であれば、最終手段として該当地域一帯を停電させる。

また、SCP-2332-JPは起床している対象者の捜索を23時以降に点いている部屋の照明を基にして行っていると推測されており、このため23時以降に対象者らの部屋が消灯されていればSCP-2332-JPが対象者らの部屋へと接近することを防止できると考えられていました。

この推測は正しかったと考えられ、対象者らの多くが23時までに入眠せずとも床に就くようになり、当プロトコル実行からSCP-2332-JPの目撃情報は大幅に減少しました。

2か月の間当プロトコルは実行され、対象者らの睡眠サイクルが理想的なものになったことが確認された後、リソースを考慮し最低限の範囲でのみの実行へと制限されました。

補遺2332-JP.5:確保と無力化

2021/05/16、SCP-2332-JPは夜明けの時点で消失せず、徘徊ルート中央の公園で倒れた状態で発見されました。

SCP-2332-JPは外部からの刺激に対し一切の反応を見せず、問題なく収容サイト-81-101へと輸送されました。

検査の結果SCP-2332-JPは死亡しており、死因が睡眠不足によるくも膜下出血に近い症状であることが判明しました。

解剖によりSCP-2332-JPの内部構造はヒトのものと大差がなく、身体には主に異常な改変によって”引き伸ばされたような”痕跡があることが確認されました。

また遺伝子検査において、行方不明となっていた津田千秋氏の遺伝子情報が検出されました。

このことから、津田氏が何らかの改変を受けたことによりSCP-2332-JPへと変化した可能性が浮上しました。しかしながらSCP-2332-JPが津田氏であるという確証はなく、現在も津田氏の捜索は継続しています。

上記の事実のため、財団は再度津田氏の親族へとインタビュー等の調査を行いました。

その結果特筆すべき新情報として、行方不明になる2日前から津田氏が成長痛のような身体の痛みを訴えていたことが判明しました。

収容担当チームは津田氏がSCP-2332-JPに変化する前からその兆候を示していたと推測しています。

SCP-2332-JPの死体の収容以降、該当地域内部でのSCP-2332-JPの目撃例はなくなりました。この事実から、SCP-2332-JPはNeutralizedへと再分類されました。

SCP-2332-JPの死体は防腐処理を施され、サイト-81-101で保管されました。

補遺2332-JP.6:報告内容の再検討

以下は該当地域に滞在しているフィールドエージェントによる2021/07/14の調査活動報告からの抜粋です。

 先日お伝えした通り、該当地域に住む子供たち、特に小学生から中学生までの子たちが揃って不可解な「成長痛」を訴えていることが判明しました。津田氏の情報から、この異常な痛みはSCP-2332-JPと何かしらの関わりがあると予想されます。このまま放置したときに何が起こるのかは未だ不明ですが、良くないことの前兆であるように思われました。

 子供たちの共通点として、やはり23時までには必ず就寝しているという点が挙げられました。
 近隣住民の方々に協力を仰ぎ、十全な感染対策の元で24時過ぎまでの小規模な花火大会を実施しました。
 これによって子供たちは久しぶりの夜更かしをしたのです。

 正直なところ私見も入り交じった突飛な発想であったために、功を成すか自信はありませんでした。しかし喜ばしいことに、その日以来子供たちは成長痛を訴えなくなりました。
 どれだけの期間規則正しく寝ていれば痛みが現れるのかも、この夜更かしによる影響がどれだけ持続するのかも今は不明ですが、ひとまずは安心できるのかもしれません。

 これまで我々はSCP-2332-JPを人目から遠ざけるために尽力し、子供たちの夜更かしを妨害してきました。
 結果としてSCP-2332-JPの目撃例は減少し、隠匿は上手くいっているように見えていました。しかしそれが罠だった。怪談にあったように文字通り「寝る子は育つ」のであれば、我々のやるべきことはひとつです。

子供たちの安眠を妨害しなければなりません。[…]

上記の報告と確認された事実に基づき、SCP-2332-JPは現在Nagi-doctrinaに分類されています。

収容担当チームはSCP-2332-JP分類の整合性について再考しており、本質的にSCP-2332-JPが該当地域で発生する現象系のアノマリーである可能性を視野に入れ、特別収容プロトコルおよびゴーストリータイム・プロトコルの再策定を行っています。

倫理的範囲を逸脱せずSCP-2332-JPの異常性を特定する手段は模索中です。

強制的に眠らされる!?起きてる子を夜な夜な探すSCP!!成長痛はあさなし様に成長する兆しだったのだろうか・・・あさなし様は子供を早く寝かしつけて仲間を増やそうとしていた・・・?

著者[Fennecist] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-2332-jp

SCP-1620-JP 爛れ祟り絶たれず

オブジェクトクラス:SafeEuclid

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: japan-ga1707cc9c_640.jpg
Jordy MeowによるPixabayからの画像

SCP-1620-JPはSCP-1620-JP-1とSCP-1620-JP-2からなる一連の異常現象です。

SCP-1620-JP-1は岩手県に存在する敷地面積495.868m2の土地です。SCP-1620-JP-1に立地している家屋に侵入した際、侵入した対象の周囲で様々な現象(事象-1620-JPに指定)が発生します。

事象-1620-JPに指定される異常現象

  • 映像上でのみ確認される人型存在の出現。
  • 突発的なクラスIIIテレキネシス事象の発現。
  • 通信機器を通じて送信される発信源不明の音声の再生。

これらの現象はSCP-1620-JP-1内部でのみ観測され、対象が外部に脱した場合は程なくして沈静化します。

SCP-1620-JP-1への侵入からおよそ2時間後、対象は聴覚性の幻覚症状を発症します。全ての対象はこれら聴覚性の幻覚の内容を「あつい」と呟く複数の男女の声であると報告します。

これらの幻覚症状を対象から取り除く試みは全て失敗しており、記憶処理や知覚歪曲誘発薬物を用いても症状の改善は認められません。

この幻覚症状は時間経過と共に徐々に悪化することが報告されており、20日程度で生活に影響をきたすまでになり、4ヶ月程度で聴覚の正常な機能が失われます。

幻覚症状の発症から5~20日後、肉体に斑状、結節、丘疹、末端神経麻痺、眼症状、神経因性疼痛、脱毛、変形などが生じます。

これら症状の発生は急速かつ激的であり、特に変形に伴う損傷、欠損には激しい苦痛を訴えます。なお対象の身体は明らかな病的状態にあるにも関わず、対象の肉体からこれを引き起こす病原は確認できませんでした。

ゴーストハウスってこと・・・!?その家の中の幽霊に攻撃されてるってことなのかな?

急速な症状の進行を経て対象が生存した場合、4ヶ月程で対象は四肢の萎縮を原因とする運動障害と各部の筋萎縮を発症します。

これらの激的な症状の発現を経験し対象は最終的にハンセン病罹患者に酷似した外見へと変化しますが、皮膚付近のマクロファージ、末梢神経細胞内の双方かららい菌(Mycobacterium leprae)が検出される事は無く、症状に反して細胞の機能は正常であるように観察されます。

この状態に至った対象への治療は目立った効果を認められず、整形手術などによる外観の再現も術後に引き起こされる身体の変形によって失敗しています。

対象が何らかの要因によって死亡した場合、死亡した場所や建築物は30分程度でSCP-1620-JP-1と同様の異常性を示し始めます(SCP-1620-JP-2に指定)。

SCP-1620-JP-2の異常性は当該建築物の破壊によって取り除く事が可能です。現在までにSCP-1620-JP-2は[編集済]件の建築物、12件の車両で確認されています。

一部は研究を目的として収容されていますが、その数の膨大さから研究対象となり得ないSCP-1620-JP-2は破壊されています。

各地に存在するSCP-1620-JP-2は内部で引き起こされる事象-1620-JPにより、心霊スポットとしてインターネット上で共有されています。

これらの情報は機動部隊と-2-情報捜索統括部隊(“鬣犬-縞”)によって捜索、検閲されていますが既に幾つかは隠蔽不可能な程に拡散されています。その為、拡散されてしまったSCP-1620-JP-2は完全に破壊、立地していた土地は財団フロント企業を通じて売却済みです。

補遺1(2004/12/04修正):SCP-1620-JP-1は1984年に補足、同年に収容されました。当時SCP-1620-JP-1は独立した異常存在であると考えられており、SCP-1620-JP-1単体でSCP-1620-JPに指定されていました。

SCP-1620-JP-1は岩手県で発生した一家心中をきっかけに発見されました。SCP-1620-JP-1に居住していた????氏は新潟県からの移住者であり、SCP-1620-JP-1には不動産会社による紹介で事件発生1ヵ月前から入居していました。

????氏は1984/5/5の未明に就寝中の妻子を灯油を用いて焼殺し、妻子の死亡を確認した後に自身も焼身自殺を図りました。

この際、付近を通った新聞配達員は焼殺された妻子のものと思われる叫び声と家の中に見える火を発見しました。新聞配達員は火災を疑い消防署に通報。

駆けつけた消防隊によって火は消し止められ、火災は寝室の一部とベッドを焼くに留められました。同室内で発見された????氏と妻子を含む4人は死亡が確認され、キッチンからは空のポリタンク2つと共に????氏が記した思われる文書が発見されました。

調査にあたった地元警察はこの文書を????氏の遺書であると判断、彼は何らかの精神疾患を患っていたものとして処理されました。その後この文書は急遽派遣されたエージェントにより警察内から回収されました。

以下は回収された文書とその転写文です。

あいつら、は、何かを隠してる
うるさい うるさい、うるさい うるさい
だまれ うるさい 熱いのは 分かってるんだよ
あいつらは、何かをした、何かをした
何をしたんだ。何をしたらこうなるんだ
おれ、もみどりも、たけおも、ゆきも、
みんなびょうきになた
からだが こわ れて る
なで
なにおし
ぜんぶ、 つぶして わから なく しな き や
ぜんぶ やけ てなくなてしまえ

明らかにおかしくなってるじゃん!?そんな家絶対住めない!!

その後、財団は火傷による損傷が比較的激しくない????氏の遺体の解剖を実施しました。

結果、遺体の皮膚表面はSCP-1620-JP-1に侵入した対象に見られる変化の途上にあったことが分かりました。検証は行われていませんが????氏の妻子に関しても同様の状態であったと推測されています。

補遺2(2004/12/04修正):1984/5/9、????氏の自宅での一件に関与した消防隊員、警察官十数名が聴覚性の幻覚症状を発症していた事が判明しました。

彼らは地元病院を通じて財団の監視下に置かれ、隔離されました。この事態を受けて財団は早急な異常性の把握を現地に派遣されたエージェントらに指示。

異常性の把握を目的とした付近住民へのインタビューが実施されました。しかしながら住民らは一様にインタビューへの回答には終始非協力的であり、応じた場合であってもはっきりとした回答は得られませんでした。

当時、住民らの非協力的な姿勢は閉鎖的な地域性によるものであると結論づけられました。この結果を受けて精神誘導剤を用いた尋問の実施が申請されましたが、当該地域の住民のほとんどが高齢者であり薬物の使用による副作用が懸念される事から尋問の申請は却下されました。

探査記録-1620-JP-1984/5/9-1

探査人員: D-66521

装備: 映像送信端末、ボディカメラ。

備考: この探査はSCP-1620-JP-1の有する異常性の詳細な把握と検証の為に行われました。

<記録開始>

[00:01:24] D-66521が玄関からSCP-1620-JP-1に侵入する。侵入から4分間が経過するまで目立った異常は観察されなかった。

[00:04:11] D-66521がキッチンに侵入したと同時に流し台に放置されていた食器が不明な原因によって破壊される。クラスIIIテレキネシス事象であると推測される。

[00:04:31] 同室内において食器棚の硝子に不明な原因によって亀裂が発生。クラスIIIテレキネシス事象であると推測される。

[00:04:35] D-66521が振り向いた際に同室内の左奥側に人型存在が直立しているのが映像に記録される。司令室はD-66521に確認を命じたが、D-66521が再び振り向いた際には既に消失しておりD-66521も視認していないと報告した。

[00:06:48] リビングへと移動。

272
[00:06:53]
[00:06:53] D-66521のカメラ正面を何らかの存在が通過する。映像はかなりの至近距離を通過したことを示しているがD-66521は認識していなかった。

[00:07:09] 同室内壁面に陥没と裂傷が生じる。クラスIIIテレキネシス事象であると推測される。

[00:07:47] 映像送信機器に原因不明の通信障害が発生。96秒間に渡って通信が途絶。

[00:09:23] 通信が回復。D-66521は通信途絶中に無線機から複数の男女が「あつい」と連呼する音声が発せられていたと報告した。

[00:10:01] リビング内の固定電話に入電。

[00:10:09] D-66521に司令室から電話を受けるように命令が下される。

[00:10:24] D-66521が電話に出る。通話は電話交換室を経ることなく突然開始された。通話の内容は複数の男女のものと思われる音声で「あつい」というフレーズが連呼されるというものであり、通話はD-66521が受話器を置くまでの32秒間に渡って継続した。

[00:11:34] リビングを探索中、何も無い場所でD-66521の右足に不可解な衝撃が加えられる。この時点でD-66521は歩行に影響が出るほどの痛みを訴えた。後の検査で右足小指の末節骨と基節骨が激しく骨折している事が認められた。確認された衝撃はクラスIIIテレキネシス事象であると推測される。

[00:11:48] D-66521が撤退を要請。

[00:12:58] 司令室が撤退を許可。

[00:13:37] D-66521がリビングを出ようとした際の映像に複数の人型存在の影が捉えられる。存在は床を這うようにして群れており、最低でも14体が確認された。これにおいてもD-66521は視認しておらず再度カメラを向けた際には全て消失していた。

[00:14:03] D-66521が廊下に面する仏間の前を通った際に再び通信が途絶。映像の代わりに複数の男女のものと思われる「あつい」と連呼する音声が37秒間に渡って送信された。

[00:14:40] 通信が回復。

[00:17:01] D-66521が玄関に到着。

[00:17:57] D-66521がSCP-1620-JP-1から脱し、待機していたエージェントらと合流する。

<記録終了>

事後報告: 探査終了後、D-66521は1時間42分で聴覚性の幻覚症状を示しました。他の被影響者と比較すると発症のタイミングに個人差は見られますが、凡そ2時間程度で発症すると思われます。

1984/05/11から翌日にかけて、聴覚性の幻覚症状を訴えていた警察官、消防隊員らがハンセン病様症状を示しました。探査に参加したD-66521は13日に同様の症状を発症しました。これらハンセン病様症状の発現には2日から3日の時間を要するものであると推測されています。

補遺3(2004/12/04修正):1989/09/03、監視下にあった被影響者であった???氏が肺炎を発症し死亡しました。原因は神経麻痺による嚥下障害であると推測されており、SCP-1620-JP-1との関連性は無いと判断されています。

???氏の死亡から27分後、同氏を含む被影響者達を収容していた岩手県の病院敷地内で散発的に事象-1620-JPの発生が報告されました。

この事案を受け、財団は機動部隊を主体として病院関係者と収容患者の施設外への退避を実施しました。事象-1620-JPの発生から凡そ2時間後、???氏の死亡時に病院内に存在していたのべ382名が聴覚性の幻覚症状を訴えました。

え・・・?ある家で発生する現象だったんじゃないの!?影響が拡散されていってない!?

これら382名は1989/09/03から翌日にかけてハンセン病様症状を発症しました。岩手県の病院はSCP-1620-JP-1と同様の異常性を示していると判断され、当該施設はSCP-1620-JP-2に分類されました。現在、病院施設の移転を表向きの名目として周辺の土地ごと閉鎖/収容されています。

補遺4(2004/12/04修正):SCP-1620-JP-1を????氏に売却した不動産会社を対象に調査を実施したところ、SCP-1620-JP-1は????氏に売却される以前にも貸家として利用されていたことが判明しました。担当者への尋問の結果、不動産会社側はSCP-1620-JP-1の有する異常性を把握していた事が明らかとなりました。

収容以前にSCP-1620-JP-1に居住していたことが認められるのは少なくとも8名であり、内4名は既に死亡していることが判明しました。

財団が実施した広域調査の結果、死亡した4名の周辺ではSCP-1620-JP-1と同様の異常性を示す建築物が発見されました。これらはSCP-1620-JP-2に指定され、市街地に存在する物や一般人の関心を引く恐れのある物は全て解体されました。

また、これら建築物に侵入したSCP-1620-JP-2生成キャリアである対象は271名であり、そのうち54名は既に死亡しており新たなSCP-1620-JP-2を生成していました。

SCP-1620-JP-2は日本各地で確認され、その広大な拡散範囲からオブジェクトクラスの再分類要請がなされました。審議の後、オブジェクトクラスはSafeからEuclidに再分類されました。

補遺5:2008年頃からインターネット掲示板などを通じて未確認SCP-1620-JP-2と思われる建築物の情報が心霊スポットとして投稿されています。

当初財団は投稿を削除していましたが発見時には既に情報の拡散が深刻となっていた為、全ての情報の隠蔽は困難でした。

この情報を元に調査を進めたところ、新たに8つのSCP-1620-JP-2が発見されました。影響を受けたSCP-1620-JP-2生成キャリアの数は不明ですが、建築物の状態などから一般人の侵入があったことは確実視されています。現在は各医療機関内に潜入したエージェントによってハンセン病様症状を示すSCP-1620-JP-2生成キャリアの捜索が行われています。

この事案を受けSCP-1620-JP-1の所在する土地の調査計画も再始動しました。また前回調査時からの研究優先度の引き上げにより、以前却下された精神誘導剤を用いた尋問の実施が許可されました。

インタビューの結果をまとめたもの

 その昔ハンセン病は感染するものと思われており、その土地に山小屋を建てハンセン病患者を隔離していました。
 ですがハンセン病患者が山から降りてきて、その1ヶ月後に村の子供がハンセン病にかかり、ハンセン病患者を子供の親が棍棒で殴ってしまいました。
 動かなくなったハンセン病患者を病死として村の人々は燃やすことにしました。
 そして、ハンセン病患者が燃やされる中立ち上がり「あつい、あつい」と暴れながら息絶えました。
 その後、村人からハンセン病になるものが現れ、全員燃やして行きました。

これが本物の祟り!?土地に染み込んだ祟りが広がっていく!?本来感染力が低いハンセン病がここまで広がっていくようになったのは人間の痛み、憎しみ、恨みなどの感情によるものなのでしょうか・・・?

著者[Mitan] 原作記事 http://scp-jp.wikidot.com/scp-1620-jp

終わり

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: meadow-g194fc4a3e_640.jpg
Volkan JurleitによるPixabayからの画像

今回は日本らしいゾッとする怖さのSCPを3体紹介しました!!記事は長いですが読んでいくうちに不気味さが増していく作品です!!気になったら原作記事も見てください!!

この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。

コメント

  1. より:

    SCP161-jpの伊れない病とかもいいですよね

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