不思議で怖くておもしろい!!そんなSCPを紹介していきたいです!!
今回は聞くと心が悲しくなる、どこか美しさもあるSCPを3体紹介します。

SCPとは
SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。
SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。
・Safe(セーフ)
注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!
・Euclid(ユークリッド)
よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?
・Keter(ケテル)
収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!
主にこの3種類に分類されてます。
SCP-1581-JP 墓場はバルーンでいっぱい
オブジェクトクラス:Keter

SCP-1581-JPは人の死体処理が屋外で実行された際に発生する現象です。
死体を容器に収納し、屋外に運搬して所定の位置へ移動させる過程でSCP-1581-JPは発生します。
SCP-1581-JPが発生すると、死体が入ってる容器は解放され、容器内部から大量のゴム風船が放出され、紙吹雪とカラースモークが噴出します。

なにそれ?死体から発生してるの?
SCP-1581-JP発生時点で容器内部の死体は消失します。
おそらく死体がゴム風船や紙吹雪に変換されていると考えられています。
上昇したゴム風船の多くは、気圧の低下により破裂します。
その破裂音は、この光景を見ていた者、死体の人物と生前親密な関係にあった者には距離に関係なく破裂音を認識します。
まるで旅立ちを祝しているようなSCP!悲しいはずですが何か新しい新天地に行くような光景に見えそうですね!
SCP-548-JP 歌う雨音

SCP-548-JPは一般で販売されてるものの同じビニール傘です。
SCP-548-JPに雨が当たると雨音がピアノの音に変わります。
その旋律はショパンの「練習曲作品10第3番ホ長調」と一致します。
SCP-548-JPに当たる雨が無くなったり、減少すると楽曲は止まります。
SCP-548-JPに口頭で楽曲のリクエストを行うと要望に応じて旋律を奏でてくれます。
SCP-548-JPの楽曲を褒めたり、拍手を送るととても楽しそうで嬉しそうな旋律になります。
演奏をするたびにSCP-548-JPの演奏技術はだんだんと上達していきます。
SCP-548-JPはある事故現場で発見されました。
SCP-548-JPはその事故の被害者である女性が持っていた物です。
当時被害者はピアノのコンクールに向かう途中で事故に遭ったこと、「練習曲作品10第3番ホ長調」は彼女のコンクールでの課題曲だったことがわかってます。

持ち主が頑張って練習してた曲をこの子が演奏してるんだね・・・
ある時にSCP-548-JPは「練習曲作品10第3番ホ長調」を演奏しました。
その演奏は聞く者には「満足感」のようなものが感じられました。
演奏終了後、SCP-548-JPは突如巨大な何かが衝突したように飛び跳ねました。
表面には大型車のタイヤ痕がついており、まるでトラックに轢かれたような状態でした。
まるで元の持ち主と同じように・・・
その後即座にSCP-548-JPは修復されましたが演奏が聴こえることはなくなり、オブジェクトクラスがSafeからNeutralizedに変更されました。
持ち主の願いを叶えた傘!!持ち主が課題としてた曲を完璧に演奏できたため特性を失ったのか、持ち主の魂が宿っていたのか・・・雨の中で聴こえるその演奏は美しかったでしょう。
SCP-348 パパの贈り物

SCP-348は直径およそ20cm、高さ9cmの白い陶器製のボウルです。
軽微な病気や怪我(風邪や擦り傷など)がある人間と対峙するとSCP-348は自身をスープで満たします。
満たされたスープは対峙した人間にとって好きな食べ物ばかり入っており、父母が作った料理を思い出させます。
SCP-348のスープを食べると満足感を示し、1人で食べているにも関わらず孤独を感じないようです。
そして、SCP-348のスープを食べ切ると陶器にメッセージが表記されています。
メッセージには「ちゃんと毎日歯を磨くんだぞ」、「あなたが幸せで嬉しい」、「君を愛している」など両親から言われているような温かい言葉が綴られています。

実際の両親から言われてるわけではないけど絶対元気でるよね・・・
これらの特性は特に親と疎遠な未成年の子供によく現れます。
人間の心を温めてくれるスープ!心が疲れてしまった人の癒しになってくれます。こんなに温かいSCPがいるなんて!
著者 [Zyn] 原作記事 [http://www.scp-wiki.net/scp-348]
終わり

今回は儚くも心温まるSCPを紹介しました!どのSCPも危険はなく、どこか悲しく、美しいSCPだと感じます!気になったら原作記事も読んでみてください!
この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。
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