不思議で怖くておもしろい!!そんなSCPを紹介していきたいです!!
今回はペットのように愛らしい!!人間に友好的なSCPを3体紹介していきたいと思います!!
SCPとは
SCPとは常識に反した超常的な存在です。生物に限らず物や場所などのことを指すことがあります。それらを確保、収容、保護することを目的としているのがSCP財団です。
SCPには収容難易度によってランクづけされておりオブジェクトクラスと言われています。
・Safe(セーフ)
注意して収容しとけばそんなに危険じゃないよ!
・Euclid(ユークリッド)
よくわからないことが多くて危険だよ!収容が難しいかも・・・?
・Keter(ケテル)
収容することができない!なかには人類への壊滅的な危機または世界が終わる危険性があるよ!!
主にこの3種類に分類されてます。
SCP-999 くすぐりオバケ
オブジェクトクラス:Safe
SCP-999はピーナッツバターのような粘度をしている大きく、まとまりがない、ゲル状の半透明、約54kgのオレンジ色のスライムです。
大きさと形は変形可能で好きな形に変わることができます。
SCP-999の体は未知の化学構造でできており、有機物を簡単に消化することができます。
SCP-999の性格は遊びたがりの犬のようで人間にとても友好的です。
SCP-999は近くに人間がいると甲高い鳴き声を出しながら、その人間に2本の偽足で抱きついて、1つの偽足でその人間の頭を撫でます。
SCP-999は誰もが心地よいと思う匂いを発します。人によって匂いは変わるようでこれまでチョコレート、洗いたての洗濯物、薔薇などの匂いが記録されています。
SCP-999に触れると強烈な多幸感が発生します。長く触れているとそれだけ幸福に感じます。
こんな癒しのSCPがいるなんて・・・
SCP-999の最も好む行動は人間の首から下をすっぽり覆ってくすぐる「くすぐりレスリング」です。
この行動は覆われた人間がやめてと言うまで続きます。大体やめてと言ってもやめませんが。
SCP-999は傷ついたり不幸になっている人に特に興味を持ちます。
末期的なうつ病やPTSDに苦しむ人はSCP-999と触れ合うことで前向きになり、完全に復活します。
SCP-999は全ての人間以外にも動物を愛してるようで動物たちに向かって銃を撃った人間の前に跳躍して、弾丸を受け止める記録も残っています。
ちなみにSCP-999の食料はキャンディとお菓子です。
財団は過去にSCP-682(不死身のクソトカゲ)とSCP-999を接触させる実験を行っています。
SCP-999がSCP-682に触れるとSCP-682は疲れ果てて眠りにつくまで笑い続けていました。
15分間動く様子がなくなったので財団職員がSCP-999の回収をすると、SCP-682が突然起き上がり、正体不明のエネルギー波を発しました。
これによりSCP-682の脱走を許し、多くの犠牲者が出る結果になってしまいました。
圧倒的癒し!人間に懐いてくれるSCP!!姿形はスライムみたいですが物理的にも精神的にも癒してくれる!!触りたい!
著者 ProfSnider 原作記事 [http://www.scp-wiki.net/scp-999]
SCP-131 アイポッド
オブジェクトクラス:Safe
SCP-131は体長30cm、中央に1つの青い目を持つ涙型の生き物です。
SCP-131は今のところ2体確認されていて、バーントオンレンジとマスタードイエローの2色のSCP-131が確認されています。
SCP-131の底部には移動を可能にしている車輪がついており、わずか数秒で60m移動できます。
ですがブレーキ機能はないため、たびたび事故を起こしてます。
また垂直な壁も登ることができるため、よく通気口で迷子になります。
SCP-131はイエネコのような知性を持っているようで好奇心が強いです。
SCP-131は財団施設内を自由に動き回ってますが、ほとんどの時間は職員の作業を観察したり、SafeクラスのSCPを観察したりしています。
SCP-131に愛情を持って接すると子犬が人間に懐くようにすぐに懐きます。懐いた人にはどこまでもついてきます。
懐いた人間に危険が及ぶと、SCP-131は慌てた様子で騒ぎ立て警告してくれます。
懐いた人から長時間放っておかれると関心がなくなり、通常の行動に戻ります。
懐いた職員がSCP-173のコンテナに入った時はSCP-173をずっと見続けて(SCP-173が誰かに見られてると動かないことを知っていたかのように)職員たちが安全に作業できるように補助していました。
1つ目のかわいいSCP!!サイズも小さくて本当にペットのようですね!1匹飼いたい!
著者 不明 原作記事 [http://www.scp-wiki.net/scp-131]
SCP-014-JP-J 奈落の悪鬼、黒き翼の堕天使アイスヴァイン
オブジェクトクラス:Euclid→Neutralized
Neutralizedとは危険性がなくなったSCPにつけられるオブジェクトクラスです。
JはJoke(ジョーク)という意味だよ。
SCP-014-JP-JはSCP財団職員であった2人の男女から生まれた女の子です。
当時14歳の中学2年生であり、脳に対する精密検査や精神鑑定からは異常が見られないにもかかわらず、多重人格を主張していました。
その第二の人格(SCP-014-JP-J-2)は「奈落の悪鬼、黒き翼の堕天使アイスヴァイン」を自称しています。この第二の人格はSCP-014-JP-Jの前世の姿であり、14歳になってその前世の力が目覚めたとSCP-014-JP-Jは主張しています。
ちなみにドイツの伝統料理である豚の塩漬けがアイスヴァインという名前なのでSCP-014-JP-Jのことを豚の塩漬けと呼ぶ人もいます。
彼女が主張する第二人格の能力は
・「邪悪な霊」を見る超常的視力
・「天才的」剣術
・冷気を操る力(氷の剣を作って前世の戦いでは使っていた)
・飛行能力
・あらゆる人間を魅了する超美貌
人間の子供なのにすごい能力持ってるんだね!!
彼女は恐怖に対して非常に高い耐性があるようでSCP-073とSCP-076の報告書を読んだときに「F●●eのパクリじゃん」と臆することなく発言しています。
ある時、SCP-014-JP-J-2がいつの間にか氷の剣から液体窒素の剣を使ってると発言が変わったので変化の理由を聞いてみると「わた・・・我の間違いでし・・・だった」と言い、再び氷の剣を使ってると訂正しました。
SCP-014-JP-Jが15歳の誕生日の4日前SCP-014-JP-Jがいきなり「悪霊がこの施設に溢れている!!」と叫び、これを聞いた財団職員は他のSCPが収容違反している可能性があるとし、大騒ぎになりましたが、サイト内は特に異常はなく、SCP-014-JP-Jにはプロトコル”プレゼントとケーキ抜き”が実行されました。
んん?
SCP-014-JP-Jの15歳の誕生日の4日後、SCP-014-JP-JからSCP-014-JP-J-2に変化することがなくなりました。これに対して彼女に聞くと、激しい苦痛を覚えるようで異常が見受けられないため、SCP-014-JP-JはEuclidからNeutralizedへとオブジェクトクラスが変更しました。
現在では彼女は財団職員として職務についてます。
彼女にSCP-014-JP-Jについて尋ねると、彼女の職務遂行能力に影響をきたすため、メンタルセラピストを除いてこのことについて尋ねることは禁止されています。
人間みたい!?可愛いSCP!!残念ながら彼女は能力を失ってしまったようです!!ですが財団職員として今は働いています。彼女のもう1つの人格はどこへ行ってしまったのやら・・・
終わり
この記事はCC BY-SA 3.0ライセンスに基づきます。
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